玉出にある新進気鋭のうどん店。 この店にうどんメニューはほぼ大体制覇した。。 客が来てからゆで上げ、できるだけ来る前にカットするので 暫く待つことは必然。。 待った甲斐のあるエッジの効いたのびやかで品のいい 小麦の味がするモチモチしたうどんを食べることができる。 店主の「美味しくなれ」とうどんに込めた気持ちが調味料となり 他店では絶対味わえないものとなっている。 この店はつけ麺も大好きだしアボガドがはいったぶっかけも 絶品ピンピンである。 そこでついに来たかと新登場が「きなこうどん」 うどんにきなこ?と思われる節もあるが過去に私は大分県ではデザートでいただいたこともある。 ぷりぷりのきゅっきゅとしまったうどんに自分で別添えのきな粉を入れていただくと 甘くてしかしうどんの味を邪魔しないなんとも言えない旨さを感じる。 添えてあるちくわの天ぷらもしっかりと練られた良質なものである。 甘い口を天ぷらでさっぱりとさせて・・逆なのかもしれないが相乗効果が あることは間違いない。。 そして途中で生醤油投入。。がらっと味が変わって伊勢うどんのような風味だけど 品格が感じられる。。。この時点で意識はどんぶりに集中してしまい ザッツうどんワールドにはまってしまう。多分一切他のことは考えず、 自分がうどんだけを見つめていることにびっくりしてしまう。 口の中だけにすべての神経を集中させるといろんな過去に似たものを 食べた記憶がよみがえる。挙げればきりがないが質素だけどかなり高貴な格の高い 上質なものであると断言できる。 最後に酢を投入。。 やられたって感じ。。。これ以上は実際に食べに行って体感してほしい。 前にいただいたときは生醤油をかけ頂いたた時点で意識が飛んで お酢を入れようと思ったらうどんがなくなっていた。 それを正直に話すときな粉うどんはうどんの玉を増量されたらしい。 真摯な対応に頭が下がる。。 この酢を入れたうどんは前人未到の未知の世界に連れて行ってくれる。 パラディッソか宇宙の果てか・・ まさに2009年宇宙の旅。。 このうどんにはノーベルうどん賞を差し上げたい。 みんなでレッツゴー!