米増 10月【大阪市 福島】

R福島駅を北に500mの表記の和食店を訪問。本湖月、かが万という名店出身の店主と女将ご夫妻、二人三脚で営む日本料理店。すでに大阪を代表する予約困難店となっている。間接照明が配された1枚板の檜カウンター9席の店内は静謐そのもの。

装飾もなく季節の花のみ(この日はススキの葉と茶花)が小さく生けられる。料理のSNSは禁止となっているので献立のみ列記。

座付はクルミ豆腐にもって菊を天盛りにしたもの

続いて長崎産のシメサバを薄くスライスしたものをのせた握り寿司。鯖の美味しさが秀逸。

*この日使用するきのこのプレゼンテーション。

煮物椀は湯葉真薯と信州産の松茸。吸い口は青柚子。出汁の美味しさにびっくり。

お造りは明石産の鯛の腹部分と北海道のボタン海老と本鮪の赤身部分(私が鮪が苦手なので島根産の煮鮑に変更いただく)

大きなサイズの愛媛産白真鯛と天然まいたけにかぶらおろしをかけたもの。。

大皿に盛り込まれた八寸は子持ち鮎の甘露煮、ゆり根と枝豆の団子、山形産の黒皮茸、針イカと新物のいくら、胡麻和えなど

*酒器も様々でオールドバカラを始め伊賀の作家物や奈良のものなども使われる。

酢肴は燻煙した明石の鰆に玉ねぎとポン酢をかけたもの。

ハリイカと翡翠茄子の煮物

松茸ご飯と岩手産の滑り口の入った赤出汁。

デザートは冨有柿とソルベ。もう一種は自家製の栗饅頭

最後に店主が点てる薄茶でフィニッシュ。

日々進化する米増さんの料理に大満足。新作の料理もあってかなり楽しめる。気さくにカウンターの客とコミュニケーションをとりながら手際よく料理を提供されることにも敬服する。この日の料理税別17800円。。価格以上の価値はあります・・・予約が取りにくいのが玉に瑕なり・・・

大阪市北区大淀南1-9-16

 

米増日本料理 / 福島駅大阪駅西梅田駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 福島 和食

福島 某店【大阪市 福島】

大阪の福島にある某日本料理店。現在予約が9ヶ月待ちという店で会食。

店内は装飾を廃した品のあるシンプルな内装。カウンター10席の一斉スタート。

座付は冷たく冷やされた白芋茎のすり流し。。食欲をそそる涼味ある一品。。

続いては淡路島の鱧を骨切りして皮を外して冷水でさっと洗ってから寿司にしたもの。美味しいすぎて声が出なくなる。。

この日は日本酒を3種類くらいいただく。酒器はオールドバカラ。

煮物は枝豆豆腐と柔らかく炊かれた九州産の鮑。。上質な昆布出汁の風味がなんとも言えない。出汁の加減は修行先の本湖月譲り。

お造りはかなり大きな魚体と推察されるアコウと剣先烏賊、この日初入荷のよく肥えた由良の雲丹の3種盛り。

焼肴は茨城の天然うなぎ。皮も薄めでありがちなゴワゴワした食感ではない。。丁寧に炭火で仕上げられている。あしらえは胡瓜のすりおろしと旬の白瓜。

七夕をイメージした大きな皿に盛り込まれた八寸は小付5種。。シャインマスカットの白和え、マッシュしたかぼちゃとインゲン、甘長唐辛子とクラゲ、この日は半夏生だったので蛸とオクラ、岩茸と白ズイキ。

吉野葛の素麺に鴨の生ハムを添えたもの。さっぱりとした酸味のある出汁がとてもいい。

骨切りをした淡路の鱧に餅米を砕いた衣をつけて焼き上げた逸品は食感の妙も相まって驚くほど美味しい。鱧に油を廻しかけながら焼くので身もしっとり。飲み込むのが惜しくなるほどの美味しさ。あしらえはトウモロコシの揚げ物。

四万十川の鮎と茄子を鮎の内臓の塩漬けのうるかで煮たもの。独特のコクと苦味がいい暑気払いになる。

釜焚きご飯と金時草の御浸し。独特のぬめりがいい。香の物は水茄子、胡瓜、オクラ。

自家製の鯵のでんぶは湯煎で作るとのこと。            

デザートは焼き無花果と葡萄のアイス。。。この後は水羊羹と抹茶でフィニッシュ。お腹いっぱいご馳走様でした。次回の予約は来年の4月でした・・・・・

大阪市 福島 和食

肉割烹 月火水木金土日【大阪市 福島】

福島駅の高架下にある表記の店を訪問。店内はオープンキッチンで肉を焼いたりカットしたりするところが見える。この日は特等席のカウンターで如月の極みコース9500円をいただく。

先付けは熊本和王牛のミスジ部分を軽く炙って生雲丹とキャビアを乗せたもの。スターターとしてはとてもいい。

肉八寸は和牛時雨煮と菊菜の浸し、牛すじの雲丹寄せ、筍とマスカルポーネの生ハム包み。菜種の和牛巻き、黒豚のフィレカツ。フィレカツが好みでした。。

お椀はテールスープ仕立てで宮崎産の黒毛和牛のマルシン部分を低温調理したものが中に入る。特にどおってことはない。。

ヒラメの薄造りと鯨肉。それぞれをポン酢と生姜醤油でいただく。シャブリと一緒に味わうととても良かった。

鱈白子と牛テールの茶碗蒸し。トリュフが乗っているんだけどどういうわけか全く香りがしないのが不思議ちゃん。

熊本産のプレミアム和王牛のイチボの炭焼き。熟成感も感じられてとてもいい。炭塩と山葵、蕗味噌でいただく。あしらえの野菜も丁寧に仕上げられている。

ピノ・ノワールもコスパ良し。

雲丹の入った出汁で和牛をしゃぶしゃぶにして卵に絡めていただく趣向。ワインが進みまくる濃厚な味わい。

食事は土鍋で供されるイクラご飯。お焦げ部分がとても美味しい。。

デザートの生姜と蜂蜜のミルクプリンは濃厚でかなり美味しかった。スタッフさんの接遇も丁寧でいこごちもとてもいい。客層は女性グループと若いカップル。。。肉料理なんだけどとてもハイセンスないいお店です。

福島区福島7丁目1番地7号
06-6147-5149

肉和食 月火水木金土日牛料理 / 福島駅新福島駅中之島駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 福島 和食