ビストロエピス *帝塚山の本格フレンチ【大阪市 姫松】 【大阪市 帝塚山】

帝塚山の表記のフレンチを久しぶりに友人と訪問。阪堺線の姫松駅東50mの南港通り沿いのビルの地下に位置する。今年で22年目となる老舗店。

名前はビストロだけど料理は完全なクラシカルフレンチ。ビネガーと塩をしっかり使った腰の座った深い味のソースが特徴。最近どこにでもあるスチコンを使用せずフライパン一つで完璧な火入れをするシェフの技術にいつも脱帽する。

オーナーシェフの奥野シェフ氏はフランス一つ星レストランで修行した後、サウスタワーホテル(スイスホテル)の立ち上げに参加。

テーブル3卓、12席だけの小さなお店でセコンドとパティシエのマダムとの3人で切盛りされる。今回は22周年を記念した特別ディナ−11000円を所望する。

アミューズはフォワグラのテリーヌ、桜エビとイカとバター カリフラワーのムースなど。。スパークリングと共に楽しむ。

前菜はカワハギの刺身と肝。その下に根セロリのムースとコンソメジュレ。

牛蒡のすり流しの上にはカリッと揚がった穴子のフリットと炊いた大根が鎮座する。ソースが美味しくてパンで残さず救っていただく。

海老とオマールのラビオリ。澄んだスープも海老味でとても濃厚。

魚料理は身厚の甘鯛の鱗焼き。シェフお得意のブールブランソースとハーブのソース。ホタルイカのリゾットが添えられる。

レモンのグラニテの後に肉料理。黒毛和牛のロティは黄蕪等の野菜と供される。肉もボリューム満点。

デザートは冷たいヌガークラッセ。。ビジュアルも美しくてするするとお腹に入る。

小菓子とコーヒーでフィニッシュ。小さなビストロだけどグランメゾンでいただいたような感じ。。ごちそうさまでした。

お店のHPはこちら

大阪市住吉区帝塚山東1-3-36
06-6675-0211
定休日:火曜日の夜と水曜日

大阪市 姫松大阪市 帝塚山 フレンチ

ビストロエピス【大阪市 姫松】 【大阪市 帝塚山】

帝塚山にある表記のフレンとレストランを貸切で会食。昔からのフレンチの技法を使ったトラディショナルな料理はたまに無性にいただきたくなる。今回は1年ぶりの訪問。

敬愛する奥野シェフシェフがこの日のために特別なメニューを作っていただき。数種類のワインと一緒に楽しませていただく。価格は6000円なり。

アミューズは鳩とフォワグラのリエット。リエットはパテのようなもので普通は豚肉を使う物をよくいただく。しっかりとした塩味とフォワグラのコクと鳩の野性味が合わさったシェフのスペシャリティ。付け合わせはポルト酒を煮こごりにしたものと粗挽き胡椒。

続いてはキノコのフラン。プリンのような茶碗蒸しのようなものでトリュフの香りを移したコンソメのソースがかかる。その上にはトロトロのエポワスチーズ。。食感共に一体となった味わいに感動。リースニングワインとの相性がとてもいい。

エビのムースとオマール海老を合わせて丸い容器で固めたガレット風の料理。プリプリのオマール海老が贅沢に使用されている。ソースは濃厚なアメリケーヌ。明日絵はワイルドライスを火入れしたもの。。ブルゴーニュのシャルドネと一緒にいただく。

ごぼうのポタージュスープ。濃厚に見えるけどあっさりしていて全く喉に引っかからない。

スモークサーモンのコンフィは皮目を焼きこんだサーモンをスモークしてオリーブオイルを入れた袋に密封して50度の湯煎で10分間過熱。それを再びオーブンで温めて供される気の遠くなるような仕事をされる。

ソースは得意技の酸味の効いたブールブラン。バターとワインビネガーとエシャロットを使ったクラシカルソース。どこにでもあるような魚料理のソースなんだけどどこよりも美味しい。。

肉料理はフォワグラとトリュフを子牛で巻いて外側を網脂で巻いて旨味を封じ込めた料理。とても柔らかくてコクのある深い味わい。。骨つきのあばらにくも風味豊かでしゃぶりつきまくる。

チーズ盛り合わせは6種類をいろいろ。。これだけでワイン1本飲めそうな感じ。

デセールはダイエット中なのでパスさせていただく。料理が美味しかったのはともかく、お腹がはちきれそうになるボリュームとコスパに大満足。。ごちそうさまでした・・・

過去のビストロエピスはこちら

大阪市住吉区帝塚山東1-3-36
06-6675-0211
定休日:火曜日の夜と水曜日

1個の石をずっと蹴り続けて学校から家まで帰れるかというのを子供の頃よくした。その石が水に落ちたり何らかの理由で途中で蹴れなくなったらアウト。今はそんなこと出来ない。なぜあんなことに熱中できたのか。暇だったからか。。。子供だからか。。。どっちでもいい話だが・・・

 

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ビストロエピス 6月【大阪市 姫松】

自宅近くにある表記のフレンチビストロで遅掛けに1人で食事。南港通り沿いの地下にある小さな12席だけのお店だけど、手頃なコースメニューからアラカルトまで幅広く、お店はカジュアルで使いやすい事と突き抜けた料理の美味しさで、私が最も大好きなフレンチレストランの一つ。

この日は閉店まで時間があまりなかったのでお任せでアラカルトを組み合わせして頂く。

生ビールとともに最初に出てきたのはトマトのテリーヌ。トマトを湯剥きせずに包丁で削いで塩をして脱水。それを茄子の皮部分で巻き込んで冷やしたもの。トマトで作った透明のゼリーとトマトの果肉とバジルを合わせたムース状のものをソースとして使いながら頂く。凝縮された味わいの茄子とトマトの美味しさはともかく、トマトの果肉の部分の味と皮部分との食感の異なりやトマトゼリーの繊細な味わいにビックリ。この一皿でシェフの実力が判る初夏の冷菜。

「北海道釧路の仙法師産牡蠣があるけどいかがですか」と聞かれたので喜んで所望する。こちらの牡蠣は水温が低い為に年中出荷される。現在は流通がいい為に鮮度のいいものが大阪でも手に入る。エシャロットと生クリームと酢、白ワイン、オリーブオイル?、レモン果汁?を合わせたエッジの効いたソースで頂く。強い酸味を生クリームで甘さを補い、エシャロットの風味もプリプリの牡蠣によく合う。こちらのお店の牡蠣料理はオランディーズのソースを使ったグラタンを頂いた事があるけど冷菜では始めて。セレクトいただいた白ワインと一緒にいただく。美味し過ぎて気を失いかけてしまう。。

お店はシェフとフランス人のセカンドの2人で運営。敬愛する奥野シェフは単身フランスでフレンチの基礎を学び、帰国後にサウスタワーホテル(現スイスホテル大阪)のレストランラツールで活躍されその後こちらのお店を開業。現在の流行のフレンチとは一線を画したガストロミックな料理献立と塩とビネガーをしっかり使用した、腰の据わった味わい深いソースが特徴。スチームコンベクションを使った料理が界隈で多い中、フライパンだけで仕上げる絶妙の火入れも素晴しい。

続いては新鮮なツブ貝のブルゴーニュ風が提供される。。今が旬のツブ貝をニンニクがたっぷり入ったソースでソテーしたものだけどエスカルゴよりもコリコリした食感と部位によって異なる味、喉を通ったあとに鼻に抜ける貝の風味に悶絶する。・・・甘い貝のエキスが染み出たニンニクバターソースをバケットに浸けて頂くとワインがすすみまくる。

当初は羊のローストをお願いしていたけどシェフが献立の変更を提案。いいフォアグラが入ったので鴨肉と一緒にいかがですかという事だったので所望する。鶏インフルエンザ等の影響でフォワグラの入荷が難しいのは周知の事実。シャラン産の鴨肉を最初に燻煙してからじっくりと低温で火入れする。ロゼ色に焼き上げられた鴨の身はしっとりとしたビロードのような舌触りで歯を立てると肉の芯から濃い旨味が舌の上に「じわー」と広がる。ワインはサンテミリオンのグランクリュクラッセをグラスで提供いただく。高価なワインなので恐縮する。

カシスの入ったシェフお得意の甘めの赤ワインのソースとフォワグラ、鴨肉の旨味と風味が相まって記憶に刷り込まれる界隈町場のフレンチでは味わえない一皿となっている。一見どこにでもあるような料理かも知れないけどそれがどこよりも美味しいというのがこちらのお店の特徴。
夜のコースは4000円と6000円、10000円でどれを頂いてもボリュームたっぷりのハイコスパです

お店が小さいので予約は必須。貸し切りも対応いただけます。。

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大阪市住吉区帝塚山東1-3-36
06-6675-0211
定休日:火曜日の夜と水曜日

大阪市 姫松 フレンチ