地域:北浜|ジャンル:その他料理

大阪北浜あなごや 2月【大阪市 北浜】

北浜にある表記の伝助穴子料理専門店を友人と訪問。素材としての穴子のみならず料理のクオリティー、調理技術が高いため定期的に伺っている。地下鉄堺筋線の北浜駅4番出口から徒歩3分。堺筋の一筋東側の平野町1丁目に位置する。

店内はカウンター7席のみ。ご主人とホール担当の女性2名のみで切り盛り。コース料理のみならず穴子を使ったアラカルト料理もたくさんある。

伝助穴子料理コースは6600円、7700円、8800円の3種類。料金の差は品数と内容の差。前回同様に7700円のコースを所望する。ランチタイムも同じコースをいただくことができる。

最初に焼いた穴子の骨と昆布と塩だけで作った「穴子の潮汁」が供される。いただくと一気に体が温まる。この日の伝助穴子は長崎県五島列島産のものを使用。年中仕入れは可能と言っておられた。

続いての蓋物は「とろろ蒸し」。とろとろの汲み上げ湯葉、香ばしい焼き穴子の上にすりおろされたとろろ芋と銀餡が掛けられる。天盛りには梅干しと山葵、銀杏など。とても細やかな仕事で目にも麗しい。全てを混ぜ込んでいただくと渾然一体のバランスの取れた味わいとなる。

続いて伝助穴子の刺身登場。一皿目は骨を外した薄造りと骨切りをしたぶつ切り。双方ともあっさりした白身だけど脂がたっぷりで咀嚼すると甘さと旨みをしっかり感じる。

それぞれポン酢と醤油でいただく。薬味は芽ねぎと自家製の練り七味唐辛子と生の練り生姜、山葵、花穂紫蘇、紅蓼など。湯引きした穴子の皮も添えられる。

もう一皿は骨切りした伝助穴子の皮目だけを火入れしたものに「いくら」をかけたもの。こちらも生醤油でいただく。

続いてカウンターで焼き込まれる伝助穴子の焼き物。タレ焼きと白焼きを選ぶことかできるので両方いただいた。

表面をしっかり焼き込んだタレ焼きはとても香ばしい。山椒かけるとさらに風味が増す気がする。パリパリ食感の白焼きは塩、自家製の海苔の佃煮と山葵でいただく。双方とも身はしっとりで甘い脂が咥内に迸る。日本酒が猛烈に進みまくる味わい。

続いて伝助穴子の肝や浮袋、腸を醤油味で炊き込んで炙ったもの。鰻よりも大きな肝で食べ応え満点。

石焼で供される鯛の酒盗、芽ねぎ、胡麻を乗せた伝助穴子。香ばしくてコクある味わいで、こちらも日本酒との相性は最高。

続いて「う巻き玉子」ならぬ「あ巻き玉子」(こちらのご主人が命名とのこと)。ふんわりトロトロのだし巻き玉子が穴子と相まってぺろっと完食。

続いて天ぷら登場。伝助穴子、骨せんべい、ふきのとう、さつまいもが薄衣で揚げられる。技術の高さがうかがえる逸品。

炭の入ったコンロを使った伝助穴子のしゃぶしゃぶ小鍋仕立て。しっかりした食感や食材自身の旨み、食い味は完全に鱧しゃぶを超えていると思う。

スープを少し残して煮麺を投入。とろろも入れていただける。これがまずいわけがない・・・

締めは小鍋で炊き込む穴子飯。お腹がいっぱいだったので持ち帰りにしていただく。

デザートはわらび餅とフルーツ。薄茶と共に供される。ここまでいただいたらお腹いっぱい。

お酒も純米酒を数種類いただきました。この日はいただきませんでしたが干した穴子の頭をこんがりと焼き込んで熱燗を注ぐ「穴子酒」もおすすめ。

毎回、訪問するたびに伝助穴子ってこんなに美味しいんだと感動する。ごちそうさまでした。。

過去の記事はこちら

大阪市中央区平野町1-8-5
050-5570-6343
営業時間 12:00-14:00、18:00-22:00
定休日 日曜、祝日

大阪市 北浜 その他料理和食

大阪北浜あなごや【大阪市 北浜】

北浜にある表記の伝助穴子料理専門店を友人と訪問。地下鉄堺筋線の北浜駅4番出口から徒歩5分、ビジネス街のど真ん中に位置する。

間口の狭いカウンター7席のみのお店でゆったりと伝助穴子料理と日本酒を楽しむ。穴子料理以外のアラカルト料理もたくさんあるけど今回は初めてなのでコースでお願いをする。伝助穴子はよくいただくけど専門店は見たことがない。

コースは6600円、7700円、8800円の3種類。料金の差は品数の差。今回は7700円のコースを所望する。ランチタイムは穴子の天丼が大人気らしい。

最初に蓋ものが登場。汲み上げ湯葉に焼いた穴子が鎮座。その上に銀餡がかかる。山葵と梅肉がいいアクセント。これをいただいただけでカウンターパンチのノックアウト状態で料理の技量の高さが伺える。

穴子の刺身3種。薄造りは芽ねぎと自家製生海苔を添えていただく。あっさりしているんだけど脂がしっかり乗っていて旨みが口の中で爆発する。皮目を焼いていくらを乗せたもの、骨切りをしてぶつ切りにしたものなどを醤油とポン酢でいただく趣向。この美味しさは最近体験したことがないレベル。

この日使用される伝助穴子のプレゼンテーション。この日は対馬産とのこと。

あなご酒は干した穴子の頭をこんがりと焼き込んで熱燗を注ぐ。エキス炸裂で生臭さ等は一切ない。次酒もいただいて最後は頭の肉をいただいて終了。これも初めていただいた・・・・

穴子の白焼き、タレ焼きは炭火で目の前で焼いていただける。これだけでお酒が2合くらいいただけた。これは絶品・・・・

石焼スタイルの白焼の上に酒盗(鰹の内臓の塩漬け)を乗せたもの。さらにお酒が進みまくる。。

「あ巻き玉子」は穴子巻きの意味でこちらのご主人が名付けられた。
卵も穴子もふわっふわ。持ち帰りのリクエストも多いと聞き及ぶ。

天ぷらは穴子、骨せんべい、ベビーコーン、レンコンなど。
穴子の脂のせいでふわふわ食感。まさに食材の勝利・・・

一人鍋で穴子のしゃぶしゃぶ。これを食べると鱧しゃぶはもういいかなって感じななる。添えられた冬瓜やささがき牛蒡、小芋もいい仕事をする。出汁の塩梅も完璧。

食事は煮穴子を使った寿司でフィニッシュ。最後まで一切手抜きなし。「穴子はどうしてここまで美味しくなるんだろう」と思う料理でした。

最後は薄茶とフルーツ。

お酒もたっぷりいただきました。好みの純米酒もたくさんあって目から鱗のお気に入りの店にランクイン。一人1万円でお釣りあり。ごちそうさまでした。

大阪市中央区平野町1-8-5
050-5570-6343
営業時間 12:00-14:00、18:00-22:00
定休日 日曜、祝日

大阪市 北浜 その他料理和食