フレンチ

ビストロエピス 2011夏

久しぶりにビストロエピス。。。狭い店内に店主を入れて4人でお迎え。。。 昼時は近所のマダムでいつも満席。。。コスパの良さだけではなく店主の奥野氏の円熟した料理に多くのファンが通い詰める。。。普段はアラカルトとワインを楽しむのであるが3500円の最も廉価なコースを所望した。。。 amuzuepisu.JPG アミューズは大山地鶏の胸肉のローストのサラダ仕立て。。。胸肉は120度のオーブンで20分。。。そのあと余熱でじんわりと火を入れていくといわれていた。。。。流行りの低温調理ではなくオーセンティックな技法は安心できる美味しさ。。。バルサミコの効いた柔らか酸味のドレッシングも秀逸。。。 鶏肉の旨さもさながら一つの皿の中にいろいろな味が混ざっていて実にいただいていて楽しい。。。 zensaiepisu.JPG 前菜は海老と帆立、白身魚を蛤のスープでポシェしたものをトマトに射こむファルシ仕立て。。。 スープにいろんな野菜と魚介のエキスが混ざって混然一体。。。ため息が出る一品である。。。。。 料理を見ただけで大体その味が予想されるがそのイメージをもう一段超えるものをいつも出してくれることに感謝する。。。濃いめの白ワインとともにいただく。。                                                                                           美味しすぎてパンをどんどんおかわりして最後の一滴までいただく。スープドポワゾンのような濃厚な出汁?ではないがワインとパンにドンピシャの前菜である。。 supuepisusu.JPG スープは新玉ねぎの冷製。。。牛乳臭くなく(たぶん使っていないのかも)コクがあって透き通るような感じ。。まん中にはコンソメのジュレ。。。ポイントは塩加減と考える。。 このような料理やややもすればボンヤリぼやけたものになってしまいがち。。 エッジの効いたドンピシャの加減。。。 meinepisunatu.JPG メインディッシュは魚(この日はスズキのポワレ)肉(鴨肉、豚肉、牛肉からチョイス)から選べる。 迷いもなく鴨肉を所望。。。シャラン産の鴨肉を得意のソースで仕上げるスペシャリティー。。 ここの ソース は、近頃流行りの軽いめ のでは無くトラディショナルでコンサバティブなどっしりした味付 け。                                                             シェフ は ソムリエの資格 も持っているのでフランス以外のコスパ重視のワインもたくさんそろっています 小さな火口で黙々と順序良くクリエイティブな料理をどんどん作り出す。。一つ一つ愛情を持って丁寧に作るので時間はかかる。。かつガストロミチック、しかしながら作りたいものとそのイメージがしっかりと定まっており、妥協なく追求する奥野シェフのガストロミカルな姿勢にはいつも敬服する。                                                                                パンチのある魂のこもった料理はビストロの域を大きく超えている。。。この席数でこの場所でお店をされていることにも敬服する。 deseruepisu.JPG デセールは果肉がいっぱいのオレンジのババロアと超なめらかなバニラアイスの組み合わせ。。。食後のコーヒーもとても美味しくこれで3500円なのと毎回大満足のフレンチである。。。 お店が小さいので予約は必須。。。価格以上の価値は必ずある。。。。 住吉区帝塚山東1-3-36カーサ帝塚山B1F  06-6675-0211  営業時間:ランチ11:30~14:00        :ディナー17:30~22:00  定休日:月曜日  Aコース:3,500円  Bコース:5,000円


カテゴリー 帝塚山, 姫松, フレンチ |

ラ ペティ ロ アラ ブッシュ 11月

京阪電車・地下鉄堺筋線の北浜駅から徒歩5分のここ数年よく行くフレンチレストラン。 近所の新進気鋭の若手シェフの店が数店できているが野菜づかいの妙とオーセンティックな調理が46歳の疲れた胃腸に合う気がすることとマダム含めたメートルの嫌みのないサービスがお気に入り。。 シェフは名門旧ホテルプラザ出身。 amusu.JPG シャルルラフィットの辛口シャンパンで乾杯の後、アミューズはサザエを柔らかく炊いたものを焼菓子に乗せたもの。。。シャンパンとともに胃が活性するのがわかる。。 kanizensai.JPG 前菜その一は毛ガニのサラダ仕立ての上に温泉卵とマスタードのドレッシングがかかったもの。。 カニ好きの私にはたまらない献立。。。マスタードの酸味と温泉卵のまろやかさと毛ガニの甘さの混合はシャンパンとともに至福の時間をもたらす。。 omaruzensai.JPG 前菜その2はオマールエビと野菜のサラダで契約農家で作る唐辛子やカブや大根などを絶妙に火入れしたり生で食したり・・・野菜の旨さを知り尽くしたシェフの真骨頂の料理である。。 オマールはソースアメリケーヌと泡のソースともう一つ別のソースで変化を楽しめるようになっている。。 白ワインはプイィフュイッセテートドクリュを所望。。比較的手ごろな価格だがしっかりとした味わい。。 kurisupu.JPG 温泉卵の入ったクリのスープは香りが立ちまくってまさに秋を感じさせる。。ベーコンの泡が塩気を足して 実に絶妙な味のバランスである。 kuekue.JPG 魚料理はクエのソテーのブールブランソース。。。こういう普通のソースが妙に落ち着く。。。 クエの身ががさっぱりしすぎていたのは残念。 ginkamo.JPG メインはいつもおなじみの青森産の銀の鴨のアロゼ。。。 鴨の身はどこよりもうまい。。。関西近郊の鴨も最近よく食すが肉の質がまず決定的に違う。。。 鴨のジュを旨く煮詰めたソースももはや鉄板である。 ミディアムボディのムーランナヴァンもどんどん進む。 sorube.JPG スパイスのシャーベットも秀逸。 11deseru.JPG デセールはキャラメルで煮込んだ洋ナシにキャラメルアイスを乗せたもの。 6種類から選べるがすべて超ハイレベル。盛り合わせが好きな方は別ですが、ここのデザートはどこよりも格別。一皿としてのクオリティが確実に高い。 結構全体的にボリュームがあるけど、爽やかで繊細なので食後もすっきり。 接客は良く気が付くし、客単価を上げようとするやらしさもない。。。いつも気持ちよくお店を出ることが出来る。。。今日は8400円のコース。。(サービス料別途)しかしコストパフォーマンスはかなり高いと思う。 シェフもいつもお見送り。。。ありがとね。 大阪府大阪市中央区今橋2-1-10 ダイセンビル1F 06-6208-1808


カテゴリー 北浜, フレンチ |

ビストロエピス 9月

ジムの帰りに友人と帝塚山でフレンチディナー。敬愛する奥野シェフにすべてを任せてワインとあての大人(おっさん)のお任せコース。とりあえずビールの後はトウモロコシの冷たいポタージュ。アクセントにバルサミコ風味のトマトとバジルオイルが入っていて混ぜ込んでいただくとカリブの風が吹き抜けていくよう。。。世間によくある昼寝しているようなボンヤリスープではないのはさすがである。 supuepisu.JPG そのあとは前菜のええとこばっかりを盛り合わせで所望する。大好物のいろんなものが入った味も複雑で滋味深いシェフのスペシャリティの「パテドカンパーニュ」これ一切れでワインワングラス楽しめます。。えびとホタテのタルタルゆず風味はシャープな白ワインにぴったり。小エビのエスカルゴ風も香りが素晴らしい。。。。 epizennsai.jpg 前菜いただきながらビールに白ワインを飲みまくり。。。過ぎゆく夏に別れを惜しみながら赤ワインをワンボトル所望する。(なんのこっちゃ・・) meinepisu.JPG メインもいくつか盛り合わせていただく フォアグラと鶏ムースの包み揚げは春巻きの様なんだけどレヴェルが違う。味の変化が3回くらいあって軽くて深くて旨さ凝縮でしつこくなくて選んでいただいたワインとジャストマリアージュである。茶美豚ロースのペルシャード仕立ては完璧な火入れ(たぶん弱火でじっくりと焼いているのであろう)と下ごしらえの確かさソースの旨さは究極の豚料理である。ディジョンマスタード と香草パン粉を付けた豚肉はいろんな味がしてとても楽しい。。あ~本当にうまいなと口から自然に出る逸品である。 もうひと品のオマール海老と海老ムースのブリック包み焼きはフォアグラと鶏ムースのエビバージョンで味の違いも十分楽しめエビのジュが口いっぱいに広がるええ仕事である。 この後イサキのポワレ赤ワインソースも所望したが酔っ払って写真撮るの忘れた。。。 淡白なイサキを濃い~オーセンティックな赤ワインのソースで供するシェフの料理はまさに王道まっしぐら。店を見ればビストロやけど仕事はグランメゾン級。。 お店小さいので要予約。。 詳しくはこちら


カテゴリー 帝塚山, 姫松, フレンチ |