フレンチ

リール【大阪市 玉造】

玉造駅から徒歩8分の14年続くフレンチレストラン。大阪城公園で午前中ランニングして大阪にあるのに玉造温泉とはこれいかに・・と思いながら汗を流してランチをいただく。

娘の通う女学校のの近くでもあり江戸時代にはおかげ参り(お伊勢参り)の出発点となっていたらしい玉造神社の近く。道も迷路上になっていて結構ややこしい。

店の外観は茶色いレンガ作りで植物に覆われていて落ち着いた感じ。

お昼のメニューは

タイムコース1680円
前菜/有機野菜のスープ/魚料理又は肉料理、
ミントコース2100円
前菜/有機野菜のスープ/魚料理又は肉料理/デザートとコーヒー、
アネットコース3500円
前菜/有機野菜のスープ/魚料理と肉料理/デザートとコーヒー、
洋風弁当(ディネット)1050円、
デギュスタシオンコース5250円。

迷わず一番廉価のタイムコースを所望する。

前菜は自家製のスモークサーモンに柑橘がゴロゴロと入ったサラダで白ワインのジュレとアンチョビの入ったサワークリームがええ感じ。

元は人参のポタージュなんだけどプラス料金(500円)を出してスープの代わりにボンゴレパスタ。。菜の花の苦みが春を感じさせる。。でもちょっと高い気がした。

四万十川のポークのローストと福岡産のタケノコと舞茸のローストは肉の甘みが強くて弾力もありソースもマスタード系で結構好きなお味。迷わず赤ワインをいただく。

自家製パンはさくさくして旨い。3回おかわりした。バターが別料金なのは寂しかった。。

強いていえばサービスがイマイチであちこちから「まだか!」の声があり。頑張ろう感は見えるので後は訓練次第であろう。周りは女性客だらけ。。結構納得。。

午後からは近くの工房でガラス教室。。春爛漫という銘のロックグラスとアドリア海の風という銘の焼酎グラスを作る。創作活動が大好きでこんなことをしていたら時間の経つのを忘れるぜ・・・

大阪市中央区玉造2-4-13上町ロングピア1F

06-6767-0567

【定休日】 火曜日

リールフレンチ / 玉造駅(大阪市営)玉造駅(JR)森ノ宮駅

大阪市 玉造 フレンチレストラン

ラペティロアブロッシュ【大阪市 北浜】

友人と休日のオフィス街でランチを相伴する。。友人がプロデュースした神戸の新店舗がオープンして、ひと段落でお祝いの会食。個人的に大好きなこの店は今は亡きホテルプラザのルランデブーにてステファン・ランボー氏から学んだ素材を生かす技術と彩りのセンスにたけたシェフの作りだす料理は私の好みにドンピシャ。個室もあるのでここ一番に人をおもてなしするときによく利用させていただく。

この日はがっつりと5500円のランチコースを所望する。午前中に走り疲れたのでシャンパンが喉をするすると通って行く。

特に野菜に関しては、シェフみずから収穫する京野菜や、青森から取り寄せる無農薬ハーブなど、契約農家から届く新鮮なのものを使用していると聞き及ぶ。そういやいつも野菜が美味しいなあと感じる。

アミューズヴォウシェは根セロリをミキシングしたものにリンゴのブランマンジェを合わせたもの。。ソースは海水をなんたらかんたらと言っていた。柑橘の後味も感じる。後味(フレイバー)がとてもさわやかであった。上にはズワイガニの身。甘くてしょっぱくて。。。根セロリは最近どこのフレンチでもよく使われる。。。癖がなくて味がある使いやすい野菜なのであろう。

次に蓋つきのガラスの器に入って出てきたものは・・・

海老のプリンにココナッツ風味のタイ風ソース。。。海老のプリンはホテルプラザ時代のスペシャリテであるウニのムースのスフレを深化させたものであろう。

アメリケーヌ系のソースにココナッツの風味海老のプリンはとっても滑らか。ソースはパンですくって残さずいただく。。シャンパンととってもよく合う。。

この前菜がシェフの真骨頂。「新鮮な魚介と野菜のサラダ仕立て」オマールエビと車エビ、ホタルイカはカリフラワーのソース。アクセントに海老味噌のソースやアンチョビソースがついて野菜とともにいただく。。エンドウのソースも野菜の邪魔にならない。。

まさに皿の上に一枚の絵画が描かれているよう。。

春キャベツのポタージュも「形を変えて自然」パン粉を付けてグリエされた鰆もとっても風味豊かでいい塩加減を補っている。まさに食べるスープ。。

ここでワインをシャルドネ君をいただく。。。。。昼下がりのランチにぴったり。。。。

金目鯛はローストされてホタテや他の野菜でとられたジュとともに蒸されてシャンパンビネガーで仕上げ。。心地よい酸味は初夏の気配を感じる。。。
お肉料理は下記の中から好きなものをいただくという趣向。

・青森産 「銀の鴨」のロティ
・スペイン産 イベリコ豚(ベジョータ)のアロゼ
・鳥取産 黒毛和牛ヘレ肉のステーキ
・鳥取産 黒毛和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み
・北海道産 「阿部さん」の蝦夷鹿のロティ
・フランス産「ヴュルゴ家」の鴨のロティ(1,500円 up)

宮内庁御用達の銀の鴨を所望する。。。ホントはアラカルトでピノノワールとこの料理と野菜だけをいただきたいくらいだった。

あっさりした肉質なんだけど野生のマガモとかよりも癖もなく淡白な味わい。火入れも完璧。肉のうまみやコクはしっかりとありその肉に合わせたソースとピノとの相性は抜群である。。渋い系のワインだと多分こうはいかない。
デザートも数ある中からいただくようになっている。

・日本茶の玉露を練りこんだアイスクリームのパフェ
・ジンのババロア オレンジとグレープフルーツを乗せ、
ヨーグルトのアイスと共に
・フレッシュ イチジクとバニラアイスクリーム サンクリアソース
・ぶどうと蜂蜜レモンのシャーベットをミント風味のスープで
・ビターキャラメルのアイスクリームとキャラメルで煮込んだ洋梨のコンポート
・栗のパルフェ エスプレッソのプリン添え

この店のデザートのレヴェルの高さにはいつも感心する。どれも一皿としてのクオリティがとても高い。私はいつもパフェをいただく。。お茶のええとこの旨みとミルク感がとてもほっとする味。。玉露ラといった感じか。。中には玉露アイス、小豆のカステラ、タピオカ、バニラアイスが入っている。。アイスを食してその他のものをぐちゃぐちゃにかきまわしていただく。超ウマ~。。。。


ミニャルディーズはワゴンサービス。。好きなだけどうぞ~と言われたのでいつものごとく全部盛り。
オペラ・バニラのマカロン・木苺のゼリー・ショコラケーキ・金柑シロップ漬け・アーモンドクリームを練り込んだ焼き菓子・マドレーヌ・グランマニエで香りづけしたマシュマロの8種類。

この日の食事はランチなのに約3時間。。お腹も心も満たされて幸せ。。。御馳走様でした。。。

大阪市中央区今橋2-1-10

ダイセンビル1F

TEL:06-6208-1808

ラ ペティ ロ アラ ブッシュフレンチ / 北浜駅なにわ橋駅淀屋橋駅

大阪市 北浜 フレンチ

リーガロイヤルホテル 結婚披露宴【大阪市 肥後橋】

友人の娘様が華燭の典を挙げられありがたいことにご招待をいただく。。13代続く京都の呉服屋さんの娘様と兵庫の由緒ある神社の息子様との縁組でそれはそれはここ最近見ることのないような絢爛なる披露宴であった。

会場入り口にはホテルの役員の方々やチーフソムリエ氏もそろってお出迎え参列者もそうそうたる顔ぶれ。。。元大臣も2名こられ祝辞を述べられていた。来賓代表である泉州池田銀行の相談役の方(87歳)の祝辞で歴史と言うのは一回きりである、歴史と言うのは忘れることである(つまらんことは忘れよ・・)ということ、結婚の意味は日々の嫌なこと面白くないことからの辛さや悲しみを半分にしてくれるパートナーを得るということ。。。という内容のことを流暢に格調高くお話しされていた。。結構感じいってしまった。

モエシャンドンで乾杯のあとお楽しみの食事開始~。鯛とサーモンを2重に巻いてイクラを添えたもののアロマート風味。。アロマート風味ってこのホテルで食事した時にメニューでよく見るけどあまり意味がよくわからん。。付け野菜に香りを付けているって意味かしら。

鴨とレーズンのシャルロット紅白ラレシ添え。。この前菜もたまにこのホテルでいただく。。七面鳥で作ったものはよくいただくがこの日は鴨肉。。中は荒くみじん切りされた鴨が入っていて濃厚かつしっとりとした口当たり。

春菊のムースと海老柚子のジュレも柚子の香りと海老の食感、ムースの滑らかな感じが一体となってシャンパンがとっても進む。このアミューズは最近このホテルでええフレンチ頼んだ時に必ず出てくる鉄板メニュー。

料理特別顧問の宮川榮治シェフがメダルを付けて登場しコースメニュの説明をされていた。

温かいフォアグラのフランとフォワグラ トリュフソース。。これもこのホテルの看板メニュー。フォワグラを茶わん蒸し状態にしてトリュフソースをかけてその上に漬け焼きしたフォワグラが乗っかるというこれまた贅沢な一品。同じものをもう三個食べたいとホント思った。200人を超える大人数の披露宴なのにとってもレベルの高いお料理が振る舞われる。

新郎新婦が事前にどれだけ準備されたのかを考えるとなおさら美味しく感じる。。。

春のグリーンピースのポタージュ。。。これも普通に美味しい。。サーブする配膳君に「大盛り!」と所望する。

会場はこんな感じ。天下のロイヤルホール。隣に同席した淡路島から来た友人はこの披露宴に目を丸くしていた。淡路島の結婚式はいまだに旅館ですることも多く先日参列した結婚式は延々8時間続き参加者は途中で温泉に入り浴衣に着替えて再び部屋に戻ってくるのが普通と言っていた。別室で麻雀を始める人もいるらしい。その日の引き出物はドラム式の洗濯機で自宅に直送と言っていた。。

手で持って帰れる引き出物はあまり記憶がないと言っていた。恐るべし淡路島結婚式。。。

魚料理は桜鯛とホタテ貝の白菜巻蒸気蒸しとプチトマトのコンフィ添えマリニエールソース。ということらしい。見た目もとっても端正。とってもいいアロマを感じる。

マリニエールソースは多分漁師風とかいう意味だったと思う舌ヒラメとかでよく食べた記憶がある。貝のエキスと白ワイン、バター、生クリーム、牛乳、レモン、シブレットっていう感じであろう。トマトの風味も感じた。

しかし全くしつこくなく軽やかでAKBの前田敦子がスキップしているような華やかなお味である。マリニエールソースと聞いてエマニエル夫人を想像するのは私だけか。。(年齢がわかってしまうぜ・・・)

中はこんな感じ。。天然の鯛のとってもすっきりとした繊維質とホタテ貝の旨みもたっぷり。。美味しすぎ~

フランボワーズリキュールのグラニテ。。。木イチゴなのね。とても大人の味・・。新婦の母親と友人なんだけど呉服屋さんの13代目をしながらいろんなお仕事をされておられる。。家庭画報の1ページ広告に出たり神田うのさんと化粧品のTVコマーシャルに出たり。。。

当然その娘さんも超美しい方でああこんな人が世の中に存在するのね・・・と納得。。。テーブルに自筆のメッセージで「これからもお母さんをよろしくお願いいたします。。」と書かれたカードが添えてあり有難く頂戴をした。

赤ワインを所望。。廉価ワインだけどチェリーの香りもとほどよい果実味があってしっかりした口当たり。。

メインディッシュは黒毛和牛のローストビーフ。。。ディスイズサーロインといった感じで脂でまくり。。比較的あっさりしたしょうゆ系のソースなんだけど口に入れるとジュワーと溶けだしかなり強烈な個性。。

付け合わせの野菜は和風に炊かれていたりしてさすがと唸ってしまう。。ローストビーフは肉で決まること確認。。その料理が温かく提供していることにも感心する。

この肉がおかわりのワゴンサービスがあり肉を食べたことがない子供のように食べまくった。配ぜんのお兄さんも調子に乗って私の皿の上に肉盛りまくり。。

華やか温野菜と銘打たれたものはさっぱりと酸味が効いたドレッシングがかかってあった。

イチゴのシャンパンジュレもこのホテルの定番。。上級者の友人はここでシャンパンを所望。。

デセールはチョコレートムースはちみつ風味とパンナコッタとマンゴ。。(これは秀逸だった。。)抹茶のびっくりアイススフレ)の三種盛り。

最後の締めは白鳥のシュークリーム。。。

盆と正月が一度に来たような御馳走を相伴させていただきました。御馳走様・・・・

大阪市 肥後橋 フレンチ