フレンチ

西海岸外食企業視察2017 番外編 【フレンチランドリー】

ナパバレーのワイナリー巡りの帰りに標記の店を訪問。”Yountville(ヨントヴィル)”という所に位置するニューアメリカン風フレンチレストランで現在全米一予約の取れないレストランと言われ、2003年と2004年には世界のトップ50レストランランキングの世界No.1を獲得。また2006年にミシュランガイド”サンフランシスコ・ワインカントリー”版が出版されて以来、ずっと連続して3つ星を取り続けている唯一の超有名店。

世界中からグルメ、セレブ、各界の要人が集まり、とにかく一生に一度は行ってみたいレストランとも言われる。
アメリカには、「フレンチランドリーの予約を取る方法」というサイトまで存在するらしい。今回は正規の方法で2ヶ月前の午前3時にネットにて申込み。サーバーがダウンする中でなんとか奇跡的に4名の席を確保。

石造りの店の外観は立派なレストランという感じではなく田舎の2階建てのアパートのような感じ。以前はフランスの夫婦がフランスのスチームランドリー店を経営しており、 改装してレストランとしてオープンしたことから、そのまま名前をThe French Laundryにしたらしい。

洗濯バサミをモチーフにしたフレンチランドリーのロゴやナフキン留めはそのことを物語る。今ではこの建物はアメリカ合衆国の指定する歴史登録財に指定されているらしい。

お店の中もこじんまりとしていて、超高級レストランという感じではなく、和やかな感じ。堅苦しいムードもなくスタッフもカタコトの日本語を使って気さくに話しかけてくれる。

コースは日替わりで2種類。9種のChef’s tasting menuとベジタリアン向け9種のTasting of Vegetablesのいずれか。どちらもプリフィックスコースとなっており値段は同じ310ドル。選択する品によっては30−100ドルの追加料金がかかる。

アミューズが2皿登場。

先っぽに烏賊のタルタルが乗った一口サイズのもの。。。。

クッキーのような生地に挟まれたもので中は判らなかった・・・ワイナリー巡りでワインを飲み過ぎて意識朦朧・・・・

アイランドクリークのオイスターとキャビアを真珠に見立てたタピオカが入ったサバイヨンソースで仕立てたものでこちらのお店のシグニチャーメニュー。とてもクリーミーでキャビアの塩っけとの相性は抜群。これは年中提供されるらしい。

プラス60ドルでキャビアとマグロのタルタルの料理に変更出来る。

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2皿目は人参と豆の料理で豆を潰して煎餅状にしたものが秀逸。

これもプラス30ドルで鴨のフォワグラ料理に変更。クリーミーで甘くて何とも言えない美味しさ・・・

地中海のターボットという魚の表面をぱりっと焼き上げて低温火入れしたもの。。。あしらえはじゃが芋のガレットとピューレ。

パンは近くに同レストランが経営するパン店のもの。美味しすぎるけど食べ過ぎたらお腹いっぱいになるのが悩ましい。

レアに火入れされたプリプリのオマール。繊維が強くてナイフでカットしにくい・・・

ココアでラミネートしたパンと自家製バター・・・驚くほど美味しいと友人は言っていたがワインをさらに飲み過ぎて意識朦朧。

ウルフ牧場という所で獲れた羊の肉のソテー。ヘーゼルナッツやサワーチェリーのソースとともに頂く。

仔牛を低温調理したものでキャラメリゼしたレンズ豆のソースもビックリするくらい美味しい。仔牛の身はしっとりしてビロードのような舌触り。

プラス100ドルで和牛に変更。。これは普通に美味しい・・・

マンゴーのソルベが出てきて・・・

大きな桃のプレゼンテーション・・・・

その桃を甘く炊き上げたものなど・・・

チョコレートとハーブティー。。。その他にクッキーも登場でデセールだけでコース料理となりそう。ここまでで約3時間半。。。

帰りに調理場を案内いただき見学させて頂く。。

料理の内容は評判に違わぬ名店らしい完成度で大満足。特に気に入ったのは1皿目のキャビアとオイスターのサバイヨンソースと2皿目のフォアグラのテリーヌ。
今回の食事はワインとTAXを含めると一人あたり700ドルの内容。又来年来る事が出来るように仕事頑張ります。

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前芝料理店【大阪市 谷町六丁目】

谷町6丁目駅から徒歩3分の表記のビストロを訪問。付近には古民家を改装したレストランが散在し、いい感じの雰囲気があちこちの店舗に残る地域。ご主人は東京の北島亭や大阪のラ・トォルトゥーガで修行をされたと言っておられた。店内は8席で大きな一枚板のカウンタ−が奥まで伸びる。

店内は間接照明で小さくJAZZが流れる。サービスはとてもチャーミングな浅見佐弥さんが1人で切り盛り。彼女の声が飛びきりいい。。

オーダーはすべてアラカルト。突出しの南瓜のポタージュは甘味とコクのあるバターナッツを使用。茶豆が入っていると言う説明だったけど私には判らなかった。

まずは北島亭のスペシャリテの「生ウニとコンソメゼリー寄せ」(写真はハーフサイズ)コクのあるコンソメゼリーの中にたっぷりの生ウニ。この料理を嫌いと言ういう人はまずいないであろう。。

この料理にはスベロニアの白ワイン(一番左)を合わせる。世界遺産のカルストのあるリュブリャナに思いを馳せながら独特の個性のあるワインを頂く。

フォワグラと鴨肉のパテは写真では判りにくいけどかなり大判。ネットリしっとりとした舌触りと鴨肉の肉感,旨味が心地よい。

ピノノワールをグラスでお願いしたら甘くてトロトロのリキュールを間違えて提供。初めての味わいに舌もビックリ。何度も確認したが「個性があるピノです」と言ってたのでしょうがなしに頂いてたら途中で「すいませ〜ん!間違ってました〜」とのこと。でも顔が可愛いから腹が立たない。。。。

正しいものを入れ直して頂き次の魚料理を頂く。

続いてワインとドンピシャの鱧の炙り夏野菜や柑橘添え(写真はハーフサイズ)地元で獲れた鱧と野菜を合わせたもの。肉料理の合間の口直し。

メインの肉料理は大阪産の「なにわ黒牛」4800円(写真はハーフサイズ)阪南市で肥育されている牛のウチヒラ部分らしい。炭火で焼いては寝かしを繰り返しシズル感たっぷりのロゼピンクに仕上げる。噛めば咥内に肉の香りと旨味とコクが広がる。マデラの香りを纏わせたソースも秀逸。

ガルニチュールのブルーチーズを使ったグラタンファノイアもコクのある仕上がりでワインを誘う。

若めのシラーだけとてもいい状態で肉によく合う。丁寧な火入れで肉の味わいがより上質に感じるのが不思議。

デセールはドラゴンフルーツを所望。さっぱりした酸味が肉疲れを一気に回復。

帰りに行きつけのバーでミックスジュースに大量のウォッカを入れたカクテルを作ってもらったら一気にダウンして一日が終了しました。

大阪市中央区安堂町2-3-3
06-4304-1770
営業時間 18時〜25時
定休日 水曜日

大阪市 谷町六丁目 フレンチ

アゴラシオン【大阪市 肥後橋】

リーガロイヤルホテル・国際会議場の西にある中之島プラザという関西電力が運営する宿泊施設やフィットネスセンターもあるブライダル施設内のフレンチレストランで会食。個室が沢山あって14階からの安治川周辺の景色も美しい。この日は5000円税込のコースを頂く。

前菜は香草でマリネしたノルウエーサーモンを表面だけ炙ったカルパッチョ。酸味の効いたソースとズワイ蟹の身が添えられる。

グリーンピースの冷製スープはかなり濃厚でパンチのある味わい。タピオカが入っていてむにゅむにゅした食感。

舌平目のオリーブオイルポワレ。敷かれたマッシュポテト同様かなり重たいソース。食べ応え満点。。

仔牛のフィレ肉のステーキの上にモッツァレラチーズを乗せて炙ったもの。普通に柔らかくて美味しい。

ブリュレとアイスとフルーツの盛り合わせ。帰りに天井壁画や噴水もあるチャペルも見学。。ハープがあったので触らせてもらう。。

大阪市北区中之島6-2-39

大阪市 肥後橋 フレンチ