その他料理

餃子の248【大阪市 新大阪/西中島南方】

西中島にある表記の餃子居酒屋を社員君と訪問。「248」と書いて、ニシヤと読む。駅から東に5分、エレベーターのないビルの3Fに位置する。物が雑然と置かれている店内はカウンター6席と掘り炬燵の席がある。客層は界隈の会社員グループが多い。この日も満席とのこと。

最初に生ビールをいただいて選べる突き出し3種を所望。「枝豆」「やみつき胡瓜」と「アボガドラー油」をチョイス。メニューは餃子が数種類と居酒屋メニュー、中華料理メニューなど。

スタッフさんにおすすめを聞いて餃子を注文する。

最初に看板メニューの「248餃子400円」が登場。容姿は羽がいっぱい付いたカリッと焼き込まれたミニ餃子。皮は薄めで餡は挽肉たっぷりでとても美味しい。餃子のタレは無色透明で酢が多めな感じ。そこに自家製のオリーブオイルを使用し、8種類の薬味を配合したというラー油を入れる。

このオリジナルのラー油とは別に山椒や青さ海苔がたっぷり入った自家製の「黒八味」やより辛味が強い「赤八味」などのスパイスをかけると一層の味変が楽しめる。

続いての「しそ餃子400円」は新生姜をおろしたものをつけて頂く。さっぱりしてとても美味しい。シーズナルメニューの「青唐辛子餃子400円」はしっかりと辛くてこの季節にピッタリ。「超エビ餃子450円」はプリプリのエビが入っていて焼き目の美味しさも相まってお値打ち感あり。

大阪市淀川区西中島3-12-5 桝谷ビル3F
火~木 17時~24時
金・土 17時~27時
定休日:月

大阪市 新大阪/西中島南方 その他料理居酒屋

北アルプス 雲ノ平山荘

早めの夏休みを取って山岳会の仲間と4日間、北アルプス縦走をして昨日帰阪しました。テントで3泊して雲ノ平にある表記の山小屋で1泊しました。

日本の最後の秘境と言われる雲ノ平は北アルプスの最奥部、黒部源流域の標高2,600m付近に忽然と広がる溶岩台地で登山口から2日かけてやっと辿り着く場所。草原の向こうには水晶岳が悠然と聳え立ち、谷を隔てて三俣蓮華岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、薬師岳、立山連峰などの名だたる山々が周囲を取り囲んでいる風景は圧巻。

オンシーズンなので宿は満室(といっても個室ではなくいくつかの大きな板の間に布団を際いて寝るスタイル)。1泊2食で14000円の宿泊料。昔の山荘のイメージを覆すような、清潔でこざっぱりとした設えにびっくり。掃除は行き届いていてスタッフさん達はとてもフレンドリー。壁には新進作家のアートが飾られていて食堂にはBGMでジャズが流れる。

こちらは山深い山荘なので水・食材・調理に使用する全ての材料や燃料等の物資は全て気象リスクとコストの高いヘリコプターで運ばれると言っておられた。

発電機等の燃料の限界があるために冷蔵庫も最小限で冷凍庫もわずか。それゆえにふさわしい食材や献立・メニュー開発・調理方法を余儀なくされる。食糧計画や小屋運営のみならず自然環境への負担なども重視しておられると言っていた。

こちらの山荘では食材は特にひじき・切り干し大根・麩・海藻・春雨などの乾物を多く使用されると聞いて納得。栄養も豊富で軽くて長持ちでいいとこだらけ。生鮮食品は根菜類や常温で日持ちのする卵も多く使用されるらしい。

この日の夕食は名物の石狩鍋。保存のきく根菜類をメインに冷凍で搬入されたと思われる大きな鮭の切り身が入る。味噌と酒粕の風味もよくて歩いて疲れた身体に染み渡る美味しさ。

翌日の朝食は5時から。質素だけどきちんと手作りされて上質で美味しい。出発時はスタッフさん全員がお見送り。自然がもたらす豊かな精神性を享受出来て、心からリラックスできる「人間の居場所」というか昔の日本の原風景を見るような宿でした。

富山県富山市有峰黒部谷割
046-876-6001

その他料理 甲信越地区

井筒食堂【大阪市 弁天町】

弁天町に住む友人一推しの表記のお店をランチタイムに訪問。最寄りの弁天町駅からは徒歩約15分くらいはかかる安治川沿いの海運業や倉庫の立ち並ぶエリアに位置する。昭和30年に弁天埠頭で開業、昭和45年から今の場所で営業されているという地元に根ざした老舗食堂。

私は11時15分の開店前に到着する。お店は開店前でも入店は可能で客はお茶を飲みながら開店を待つ憩いの場のような状態となっている。店は85席の大箱でテレビも2つある。開店前なのにどこからお客さんが来るのかわからんくらい、すごい勢いでお客さんが続々と入ってくるのにびっくり。

11時半になり女性スタッフさんの「ど~ぞ~!」の一言が開店の合図。その合図とともに客はお盆を持って店の中央にあるテーブルの上にあるおかずに駆け寄る。好みのおかずをお盆に乗せて注文カウンターに行って「飯・汁」あるいは「丼・麺類」をオーダーするカフェテリア方式。スタッフさんは女性ばかり8名くらいで切り盛り。

熱々の汁物やご飯を受け取ったら自分のテーブル席へ戻り食事開始。食事中に優しくてフレンドリーな女性サービススタッフさんが伝票を書きに席を回り、食後に会計という効率的なシステムとなっている。その手順も店頭に記されていて。お店の女性スタッフさんも丁寧に教えてくれる。

中央のテーブル上に、おかずがズラリと並ぶ光景は圧巻の一言。例えるとお花畑のよう。 筑前煮や小芋、すき焼き、焼き魚など和惣菜はもちろん、回鍋肉や肉団子甘酢、スコッチエッグにポークピカタまで50種類以上の和洋中の「昭和のご馳走」がなんでも揃う。このおかずの量と種類は大阪では1番と思う。ご飯と汁を注文するときにスタッフさんが「おかず温めましょか〜」と明るく聞いてくれる。「温めたら席に持っていくからね〜」とお声がけもある。

客が入れ替わり立ち替わりドンドンと入店。大声を出す客は誰もいないが店内の活気は半端でない。着席して、待っていると温められたおかず到着。そして机の上の料理を見て、慣れた感じでササッと伝票がわりのメモ用紙に数字だけ手書きされる。

しばらく悩みながらおかずを選ぶ。鮭の塩焼き、だし巻き玉子(小)、茄子の田楽、ご飯と味噌汁で会計はちょうど1000円。

食事はご飯も汁もおかずもムチャ美味い、まさに愛情と郷愁の味わい。栄養バランスもいいし近くにこの店があれば飽きずに毎日通う「神」のような食堂でした。

大阪市港区弁天5-14-22
営業時間  11:30〜14:00
定休日 土曜日 日曜日 祝

井筒食堂食堂 / 弁天町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 弁天町 その他料理