いずもや【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

年末年始不摂生のため胃腸の調子が悪く外食控え気味で日記がご無沙汰で恐縮 えべっさんでも普段は赤い毛氈の引いた桟敷で思いっきり飲んで食べてゲン付けをするのだが今年はお参りだけとする。。急に一人で鰻を食べたくなり地元老舗のいずもやさんへレッツゴー。 住吉大社の鳥居前のすぐ近くに白い暖簾で昼間だけ営業している。表回りも風情たっぷり。 P1120028.JPG 中に入ると昭和残景。少しバランスの崩れたテーブルとイスがかなりええ味を出している。 笑っていいともを見ながら1000円の特上まむしをいただくのが私流。 P1120022.JPG まむし(鰻どんぶり)はかば焼きの量によって値段がいろいろ。600円のどんぶりもそれはそれでよし。 今日は正月なんで張り込んで1500円のまむしを所望する。 2000円のぶんを頼もうかと思ったがもう少し出世してからと我慢する。この我慢もし続けてはや25年。 この2000円のまむしを食べることができる自分の成長を楽しみにしている。 あと10年後か20年後か・・・もしくは30年たっても1500円どまりか。。。。 P1120026.JPG とびっきりええことがあっても1500円のまむしにうざくをつけたりうまきをつけたりして我慢してきた。。 ・・・と思っている間にお待ちどうさんとおかみさんがどんぶりを持ってきてくれた。。 ふたを開けるとパリッと炭火で焼けた鰻のど真ん中が3切れ柔らかめのご飯の上に鎮座。 かば焼きでほぼ下に敷かれた鰻は見えなくなっている。2000円のまむしやったらどうなってるんやろと一人興奮する。。 P1120023.JPG 表面がパリッとしていて中がふんわり関西焼にされた鰻はあっさりしたタレと相性抜群。 笑っていいともと店内の古びた感じと優しそうなおかみさんと・・・ほんまにええ味出しよると感心する。 1500円の鰻でもかなりの満足感があった。。たれもかなりこなれていて甘いとか辛いとかと違う次元のほんまにええ味で最高の昼ご飯となること保障する。。。もちろん肝吸いも丸々超えた肝は滋味たっぷり。帰りしな目がぱっちり見えまくったような気がするぜ。。

大阪市 住吉大阪市 住吉公園大阪市 住吉大社

魚伊【大阪市 高殿関目】

旭区高殿にある鰻料理の名店「魚伊」さんに呼ばれた。 鰻の卸などもされて有名百貨店にもたくさんお店を出されている。 本店は1階が小売とイートインのお店。2階が料亭となっている。慶応3年に創業ということなのでえらい老舗である。個人的に関東で食べる蒸したふわふわの鰻よりもこのお店のような関西焼きのパリっとサクサク、中身ふんわりが好み。 食事をいただく前に工場見学をさせていただいた。 nekasi.JPG 仕入れた生きた鰻を10℃の温度と鰻に最適なPHに調整された地下水で寝かしている場所。30tの許容量らしい。こうすることで輸送中のストレスがなくなりまた泥臭さもなくなって脂の乗りが良くなって焼き上げた時の仕上がりもまるで違うと言っていた。鰻も台湾や中国、国産ウナギも全国各地から品質の良いものだけを仕入れると言っていました。 tyugoku.JPG 写真は中国産のウナギ。。産地偽装や薬品問題で人気が落ちているのだが年中温暖な気候で育てているので品質が安定し冬場は国産よりも商品がいいと言っていました。実際食べ比べをさせていただきましたが国産よりおいしいと感じました。。。 kokusan.JPG 上の写真は国産です。冬場はボイラーで水温を上げて餌の食いを促進させると言っていました。 鰻って完全養殖ではなくて稚魚(シラスウナギ)は冬場に漁でとりにいかなければならない。。 日本の稚魚不足で台湾、中国から輸入しているらしい。 一般の消費者は浜名湖=うなぎといったイメージが強いようですが今は鹿児島、宮崎、愛知で国内生産の8割を占めるともいっていました。 edoyaki.JPG このお店でも江戸焼きの卸の需要もあり白焼きのあとに蒸しを入れて仕上げにたれをつけて焼いておられました。 kabayakiuoi.JPG 関西焼きは腹開きのあとに串を打って数時間冷蔵庫で寝かして熟成させ備長炭で一気に焼きあげてました。鰻の質によって火床の形を変えると言ったのにはびっくり。ガスの火だと火力が弱く細かな骨が焼き切れずに残ってしまう。。そんなかば焼きが多い中でこの店はトップレベルの商品管理と焼き揚げの技術を持ってつくられてれていることに驚いた。 zensaiuoi.JPG 座敷に移って鰻尽くし会席をいただく。前菜は大好物の肝の照り焼きと八幡巻きと渦を巻いているのは鰻の燻製。。。どれも素晴らしい出来栄え。。八幡巻きはそこらにあるもんじゃなくてゴボウの風味もしっかり残し鰻はパリパリのふわふわ。。究極の焼き方をしているのは一口いただいてわかるぜ。。 燻製も予想よりふわふわしてたぶん桜のチップの香りが鼻腔をくすぐり、吟醸酒と取り合わせをと思ったが今日はノンアルコールでの食事となった。 umakiuoi.JPG 鰻巻きもお約束通りの美味しさ。。ウナギが美味しいから何をいただいても旨い。。 uzakuuoi.JPG うざくも大好物。。どこにでもあるものがどこよりも旨いというのは希少であり大きな価値がある。 sirayakiuoi.JPG 白焼きはわさび醤油でいただいた。パリっとして脂がジュワッと感じられてふんわりとした食感。 わさびを思いっきりつけると脂分が緩和されていい感じ。これはビールが必要だねと言いながら食べ進む。結構たくさん頂いたのでこのあたりでギブアップ。このあと江戸焼きのかば焼きと関西焼きのかば焼きが出てくると言っていたが残念ながらパスさせていただいた。。 まさに鰻料理の王道といえる名店。。 詳しくはこちら→http://www.sumiyaki-unagi.com/ 負けんとがんばろ・・

魚伊 本店うなぎ / 関目高殿駅関目成育駅関目駅

大阪市 高殿関目

いづもや 09初秋【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

私が大阪の鰻はここと知人にいつも紹介しているお店。 阪堺線と上町線の交差する住吉(昔は住吉交差点と言っていた)という駅の真ん前で ずっと昔からかば焼き一本でされている地元の名店。 真っ白けののれんと軒先からの煙が目印でお店の中はカウンター4席。 歪んだテーブル席4人がけが4つ。お店の中も昭和にタイムスリップしたような錯覚に陥る。 年季の入り方が半端やない。。接待するおかあはんのあったかい雰囲気も素晴らしい。 鰻は関西焼きで香ばしくパリっと仕上げていてもちろん炭焼き。。若い店主(といってももうベテランの域だが)の丁寧な仕事はありがちな焼きムラや焼きの甘さも全くなく中はふんわりしていて、関東風の ふんわりした食べ応えのない水臭い蒲焼とは完全に一線を画している。ご飯は独特のやわらかさで(個人的にこんなのが大好き)たれもまんべんなくまぶしてあってしかも甘すぎず辛すぎずで私にとってのベストオブザ鰻どんぶり。。 器とかの見栄えは悪いがきっちりとした仕事も敬服するし、肝吸いもありがちな水臭さもなく、しかも鰻店の吸い物のルールもちゃんと守られており、言葉どおりのええ塩梅である。必ず注文してもらいたいと希望する。 idumoya9gatu.JPG まむし(鰻どんぶり)は600円、800円、1000円(写真)、1500円、2000円とあり1000円のが昔から特上と呼ばれている。私はいつもこれを所望する。2000円のは器に鰻が敷き詰められているのを前に見たことがある。1500円の分は1500円の頂戴!と言わねばならないし2000円のも同様である。 (ちょっとややこしいのだが・・・しょうがない)30代前半の頃、将来出世したらこの店の2000円のどんぶりを食べようと心に誓ったことを思い出す。しかし今だ食べたことがない・・(涙) 600円の分は丸型のまさにどんぶりに入って鰻が2切れでこれもまた味わいがあってよい。個人的にはお勧めである。 住吉大社の参拝の帰りにぜひお勧めの名店。この店はまさに大阪の至宝といえる。 大阪市住吉区東粉浜3-29-1 06-6671-2768 11:30~売り切れまで 定休日 水曜日

大阪市 住吉大阪市 住吉公園大阪市 住吉大社