難波

鳥食 邦

宗右衛門町にある表記の店で会合に参加。グリコの看板からドンキホーテの前を通っていかがわしそうな町並みを見ながら店内に入るととてもスタイリッシュな空間が登場。途中で若い女の子のキャッチに「お兄さん、居酒屋30分だけでもどうですか?」と5回くらい声をかけられる。営業とはいえ「お兄さん」と呼ばれることに少し喜ぶ。。

このお店は河内鴨と鶏肉を中心にコースやアラカルトを展開。お店は個室使用になっていて若いカップル(死語)でお店は一杯。イケメンのスタッフ2名が丁寧な接客で客の好みに合わせてお酒や料理をアドバイスしてくれる。

ビールを頂いたけどピッチャーがよく冷えていたのに感激。。なかなか細やかな部分まで気が利いていることに感心する。いろいろなコースがあるみたいだがこのお店おすすめの廉価な5000円のコースを頂く。

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砂ずりの刺身。。。ビジュアルがとても美しい。新鮮なので臭みや癖は全くない。かなり繊細な味。。かなり美味しい。。。最初から直球勝負。。。塩がかかっているのでとっても食べやすい。。生ビールにとてもよく合う。。

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豆腐の上に鶏肉の刺身を包丁で叩いたものと山芋の角切りとネギをあわせたもの。どの部位かはわからないが鶏肉がかなりおいしい。シンプルだけど食材の取り合わせも含めてかなり洗練された料理。。

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鴨ロースのタタキが登場。私は鴨にはかなりうるさいつもりであるが脂感もあって旨味も充分に乗ったたたきと鍋で頂くのが一番美味しいと思う種類の鴨である。仕事も丁寧だし醤油系のタレもとても美味しい。この日は飲み放題コースだったので頂かなかったが日本酒との相性は最高であろうと推測される。

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唐揚げの登場。。普通の唐揚げなんだけど普通より美味しい。。引き算を繰り返したシンプルな仕事は鶏の旨味が充分に乗って美味しいねえと声に出る仕上がり。女性の方は絶対に好きな献立。

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メインは鴨モモ肉と美山親鳥の陶板焼き。鶏肉も味わい深く陶版で皮目をしっかりと焼き付けて脂を落とし身はレアな状態で頂くとさらに味わい深く鶏肉本来の味を楽しむことが出来る。歯が悪い人は少し厳しいかもしれないが肉体年齢38歳の全く平気。

個人的には鍋が食べたかったが次回のお楽しみにしよう。このほかにもこの店の名物のフォアグラの陶板焼きやアラカルトも色々そろう。

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〆は卵ご飯。。卵ご飯って久しぶりに頂いた。。。子供の頃親が共働きで自分でご飯作ることが多く卵ご飯ばかり食べていた気がする。当時は顔がいつも黄色かった。。。

色々食べて飲んでお腹いっぱいごちそうさまでした。。。。焼き鳥に飽きてちょっとええ鶏を食べたいときにぴったり。。デートには最高。。高タンパク低カロリーで女性が喜ぶ店。。鴨肉のたたきは必食。。

詳しくはこちら

大阪府大阪市中央区宗右衛門町4-4 エーデルプラッツェビル6F

06-6212-5049

17:30~23:00

鳥食 邦鳥料理 / 日本橋駅近鉄日本橋駅大阪難波駅


カテゴリー 難波, 日本橋, やきとり |

丸元 4月

お世話になっている不動産屋の社長と今回新店舗を探して頂いたお礼に表記の店を訪問。

場所はミナミの千日前のアジヨシの裏の路地を入ったところ横が「リッツドール」というファッションマッサージ。名店「リッチドール」のぱちもんなのでかなり怪しい。お店は本来はお寿司屋さんなんだけどほとんどの客がすっぽんのコース(5250円)を注文する。

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いつものカウンターに座ってまずはビールで乾杯。長年同じパターンで食べてるんだけどマグロを抜いたお造りの盛り合わせ。分厚く切られた天然平目、シマアジ、赤貝、鳥貝、タコ。。すべてが上質。お店はかなり古いが年輪の重ね方が大阪ならではのいい空気感を醸し出している。

映画のセットのような昭和の味が個人的には大好き。お店の人は全員熟年層でとても親切。ここまでですでに生ビールを2杯。。

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すっぽんコースのスタートは定番の血のワイン割り。アルコールがだめな人はリンゴジュースでも割ってくれる。すべて客が注文してからさばくのでとても新鮮。。リンゴジュース割りも結構人気があると言っておられた。もちろんクセや臭みは全くない。

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えんぺらと腸の湯引きはフグの皮と同じような食感。目隠ししたら違いはわからないかもしれない。しかし河豚が持つ独特の魚臭さは全くない。コラーゲンたっぷりと言う感じ。。。

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肝・胆嚢・卵巣のお造り。塩を振って、海苔に包んで食す。真っ赤なレバーと黒い豆のような胆嚢が2つ、そしてぴくぴく動く三角のつやつやした心臓がひとつ。胆嚢はかむと苦いためにそのまま飲み込む。レバーは塩を振って、海苔を巻いて食べる。

すっぽんの卵は鶏で言えば玉ひもの部分。実に濃厚な味わいで生臭さは全くない。見方によったらキラキラ光る宝石のよう。食べつけたらクセになる。。私の元気の源。。

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メインのスップンスープはお椀に入って提供される。生姜が効いた透明感のある洗練されたスープに白菜、白ネギ、豆腐、餅、椎茸がどっさりはいる。。。この頃にはお酒の効果と最初の飲んだ血の効果か身体が温まってくる。

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2杯目は唐辛子とニンニクパウダーを入れてアクセントを付けていただく。甲羅のツルツルした部分や足の部分のしっかりした肉の味加減や三つ骨といって後ろ足の関節の部分など部位によって食感と味が違ってとても楽しい。滋味深くて当然のことながら雑味やクセは全くない。私の個人的な好物の3本の指にはいるものである。

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焼酎の水割りと共に玉子焼きを所望。少し甘めのテイストがここちいい。

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〆の雑炊は米の一粒一粒にスープがまとわりつきトロントロンで何とも言えない滋味と栄養のエキスが実感できる。

卵だけが入り余計な葱や海苔などの薬味はなし。とってもクリーミーなのでいつも咽びながら味わう。。

最後にデザートまで出てこれでコースで5250円。月に一回行く僕の元気の源。女性は次の日指先がツヤツヤになるとよく聞く。まったく同じものが京都の大市で27500円。このお得なプライスにも涙・・・すっぽんは熊本から養殖と天然を仕入れていると言っていた。。奥さんも80才近いのにとっても元気。。

地方から来る友人といくにはマストな感じ。とてもええ店です。。

大阪市中央区千日前1-9-9

TEL 06-6211-2298
営業時間 16:30~23:00(L.O 22:00)
定休日  日曜

丸元すっぽん / 日本橋駅近鉄日本橋駅大阪難波駅


カテゴリー 難波, 日本橋, |

丸元

友人とミナミの千日前にある表記の店を訪問。英会話教室のクリスマスパーティーに参加しようか迷った結果スッポンを選択する。赤ひげ薬局も近くにあり路地を入ったお店の横はファッションマッサージ。淫猥な空気漂う場所に昭和な感じの表記のお店。25年以上は通うお気に入りのお店。

この店は目新しさはないけど客筋がいい。芸能人やスポーツ選手はしょっちゅう見るし叶美香さんもこの店で拝見した事がある。そんな事はどっちでもよくこの店ホントは寿司屋なんだけどみんなスッポンばかり食べる。お寿司もネタがとっても良くリーズナブル。友人とすっぽんコース5250円を所望する。

最初は突き出し。白身魚の余ったのを湯引きにしてポン酢をかけた始末の料理。これはこれで美味しい。スッポンの前にビールのあてを所望。「お造りのええとこ盛り合わせで」というと出てきたのはこんな感じ。

大きな甘エビ、トリ貝、タコ、剣イカ、ヒラメ、赤貝、シマアジ・・・こんな感じ。。どれも新鮮で切りつけも逞しい。

グローバルビジネスの話をしながら旨い魚と酒を飲む。最高のひとときである。

コースの最初は、『スッポンの血』です。りんごジュースかワインで割る。ワインは昔から赤玉ポートワイン。癖や生臭さは全くない。

腸とエンペラのポン酢。歯ごたえはプリプリした湯引きです。さっぱりアッサリでコラーゲンがたっぷり。河豚の皮よりも断然旨い。

肝と卵のお造り。全体にまんべんなく塩をかけて海苔にくるんで食べる。肝が苦手な私の友人も新鮮さと海苔の美味しさもあり抵抗なく食す事が出来るとよく言われる。ビジュアルの美しさが目を引きつける。黄色いのが卵で赤いのがぴくぴく動く心臓。奥の青いのが胆のう「胆のうは噛むと苦いので、そのまま飲みこんで下さい。」との事。

卵は、プチっと微かに甘い感じですべて癖もなく美味しく頂く。先の料理のポン酢の残りを浸けて食してもかなり美味しい。食すとそのとたんに元気が出てきそうな気になるのが不思議。

そしてメインのスッポン鍋登場。鍋は出てこず最初からお椀によそって持ってきてくれる。このスープとスープを吸った白菜が堪らなく旨い。しんみりした滋味深いいい味である。

生姜がきいたスープの中にはスッポンの身のほかに白菜・白ネギ・豆腐・椎茸・お餅などがどっさり入っていて本当に美味しいです。首の部分の身やミツボネ、骨盤など好物なので部位ごとに異なる食感も楽しい。骨の周りの身がプリプリ、プルプルして旨味もたっぷり。美容効果もあるのであろう女性2人連れも目立つ。

一杯目はデフォルトで頂き、2杯目は残してあった海苔と唐辛子、ニンニクパウダーを入れて味を変えて食す。この日は体調がいまいちだったのでしなかったが熱燗を注文してスープの熱燗割りが個人的な隠れメニューなり。でもすぐにべろんべろんになってしまう。。

仕上げは雑炊。。卵以外なにも入らない。。トロントロンのぞうすいはどの食材を使ったものより旨い。。蟹や河豚などよりもノブレスな透明感のあるそのうえ滋味深いいい味。。

他店との比較はしたくはないが日本一のスッポン鍋と言われる◯市はすっぽんの醤油煮込みの突き出しとすっぽん鍋が2回に分けて出てきて雑炊とフルーツで23000円。2人で飲料込みで50000円支払った記憶がある。営業時間もどういうわけか19:30まで、スープも醤油辛くて口に合わなかった記憶がある。

そう思えばこの店は実にお客にあわせた大阪らしい素敵なお店である。女将さんも75才は超えていると思うが肌がつやつや。。この店でしんみりと食事が出来る年代になった事に今更ながら驚く年末の夜。

デセールは林檎と柿。。。たらふく食べてたらふく飲んだ。。でも後味もすっきり。。。冬の間にまた来よう・・・

大阪市中央区千日前1-9-9

06-6211-2298

【営業時間】 16:30~23:00
【定休日】 日曜日


カテゴリー 難波, 日本橋, 寿司, |