焼肉ちょうしゅう【大阪市 難波】

宗右衛門町と三津寺筋の間の千年町筋の路地に小さく佇む超繁盛焼肉店。1階カウンター6席と2階掘りごたつ式の座敷10席のみ。今回は2回を貸し切りにしていただいて会食。場所がかなり分かりにくくて船越商店渉の真ん前。

2016-06-23 20.09.46

生センマイはとても柔らかい。鮮度と丁寧な下処理が秀逸。

2016-06-23 20.07.35

ユッケ風肉のタタキは和牛のウチヒラを使用。柔らかくて甘くて美味しい。

2016-06-23 20.23.42

仕入れ価格が高沸中の和牛タンの根元はかなり美味しい。価格はすべて良心設定。

2016-06-23 20.26.42

厚切りの赤身肉のガーリック焼き1300円。食べ応えも満点。マッコリと一緒にいただくとうっとりするような美味しさ。こちらのお店は石垣島に本店があり現地で仕入れる石垣牛を大阪に空輸して使用。

2016-06-23 20.43.11

脂乗りまくりの上カルビ1200円。良心的な値付けにビックリ。

2016-06-23 20.44.56

石垣牛のハラミ1080円。国産ハラミも絶対数が不足しておりなかなか仕入れることが出来ないとよく聞き及ぶ。しかしこちらのお店なら大丈夫。内臓肉独特の風味と旨みを感じることが出来るマスト商品。

2016-06-23 20.56.46

和牛のミノ480円とシマ腸480円はレモンと青唐辛子でいただく。鮮度がいいのとあっさり食すことが出来るのででいくらでも食することが出来る。塩でホルモンをいただくことはよくあるけどレモンと唐辛子の組み合わせは初めて。

2016-06-23 21.04.06

ツラミ480円も鮮度抜群で旨みも強くかなり上質であることは一口いただけば判る。この他にも名物のはみ出しロース2480円や巨大な黒毛和牛1本タン1880円が大人気で遅い時間に行くと売り切れ必至。こちらのお店のよさは肉の写真を見れば一目瞭然。小さい店だから予約必須。

大阪市中央区宗右衛門町1-21
06-6214-4129
18:00~翌3:00(L.O2:30)

焼肉ちょうしゅう焼肉 / 日本橋駅近鉄日本橋駅長堀橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 難波 焼肉

桃粋 6月【大阪市 難波】

気心の知れた友人とたまに訪問する法善寺にある居酒屋。法善寺の入り口近くのビルの2階で細い階段を上がって入店。客の年齢層も比較的高く上質な料理を比較的手頃な価格でいただけるのと早い時間からあいているのでとても使い勝手がいい。メニューも豊富で(この日はなんと150種)ほとんどのものが580円〜780円まで。この日はカウンタ−席を予約してビールで乾杯した後はお造り盛り合わせを所望。

2016-06-14 19.13.27

剣先烏賊、ネットリとした旨みと舌触りのある鯒の昆布締め、姫鮑、明石の蛸、鱧、鰯の紫蘇巻、生ホタテなどどれも季節感がある上質なものばかりでかなり嬉しい。居酒屋で供される刺身ではトップクラスと思われる。。

2016-06-14 19.23.57

活バイ貝煮付け580円も秀逸。濃い口醤油との相性がよくて身の甘味が引き出される。酒と塩で味つけした「酒蒸し」も好物。

2016-06-14 19.39.40

活穴子の塩焼き780円も皮の部分がジュワッと脂が染み出してうまい。価格以上の価値あり。厨房にはご主人含め3人。女性の若いスタッフの機敏な仕事ぶりにいつも見とれる。

端麗旨口緑川の純米酒は穴子の脂といい相性を見せる。

2016-06-14 19.48.12

河豚白子醤油焼980円は口の中に少し白子を残して日本酒を含むと何ともいえないマリアージュを醸し出す。究極食中酒と書かれた切れのある伯楽星との相性は抜群だった。

2016-06-14 19.52.54

徳島産の鮎塩焼き580円は養殖だけどしっかりと焼き込んでかなり美味しくし上がっている。天然鮎をすっかり焼き込んだものはよく丸かじりするがこのようにしっかりと肥えたものは骨を抜いて食す。

2016-06-14 19.56.50

骨を抜いたものを一口でいただくのが大好き。腸の苦みも尻尾の旨みも一緒くたんになってムシャムシャ食すことが出来る。原田の無濾過生原酒と一緒に食す。この酒はフレッシュ菜香りと力強い米の旨みも感じられながら酸が効いているので切れ味もいい。

2016-06-14 20.10.32

ホタテの殻に入った海鮮コロッケ680円はベシャメルソースの中にホタテや海老、いろんな魚や貝がたくさん入って上にかけられたソースにいいとても風味を感じる。

これは重厚で旨口の山廃天狗舞の山廃仕込と一緒にいただく。

2016-06-14 20.14.56

湯葉と山芋の山葵餡680円はまさに割烹の仕事。湯葉はパリパリで山芋はフワフワしてかなり美味しい・・餡の塩梅が完璧。時分時になるとお店はいつも満席。予約の問い合わせもひっきりなしに入る。居酒屋なので回転が悪いのはしょうがない・・・

2016-06-14 20.23.20

皮付きヤングコーン蒸し焼き580円は青臭く特にどおってことのない味。しかしこのような新芽のような野菜を食すと身体に活力が湧いてくる気がする。

この他にも肉・魚・野菜の料理がビックリするくらい揃っていてどれも食したくなるようなものばかり。喜川浅井さんや浅井東迎さんのような献立を約半額の価格で食せるお店といえば判りやすいかと思う。お店が小さいので予約は必須。

大阪市中央区難波1-6-4
営業時間 16:00~22:45
定休日 日曜・祝日
06-6211-1572

大阪市 難波 和食

梁亜楼【大阪市 難波】

今から10年ほど前に難波のマルイの裏の路地にこじんまりとした「宏亜楼」というシンガポール料理を出す店があった。
1階は厨房で狭くて急な階段を登った2階が客席。4人掛けのテーブルが3つと壁に向かって座るカウンタ−席が3席のみの窮屈な店だった。

マレーシア出身のシェフが作るシンガポール政府公認の海南鶏飯(チキンライス)が秀逸であった記憶がある。冷たいのに柔らかくてプリプリのチキンを鶏のスープで炊いたジャスミンライスに乗せてジンジャーソースとチリソースに付けていただく。まさに虜になる美味しさだった。そのマレーシア人のシェフと国際結婚をした大阪出身の奥さんがちゃきちゃきの働き者で子供2人を育てながらの細腕繁盛記はまるでドラマのようだった。

当時は告知不足で客が全くこない。でもいつも明るく必死のパッチで接客されていた。そのおかげかは知らないが数年前に裏なんばに移転して客席数もキッチンのサイズも二倍になり、そこから現在の裏なんばブームで大爆発。今や淀屋橋に2号店をもつ超繁盛店となっている。奥さんと数年ぶりに再会し「長男は7歳でサッカーに打ち込んでいてその試合を見に行くのが今の生きがいなのよ」と言っていた。

「今は滅多に店には出て来ないで家にいるんだけど今日たまたま出て来たらお会い出来て良かったです・・・」と10年前とほぼ変わらぬ愛くるしい笑顔とともにしばらく立ち話が続く。彼女とシェフの辛い時期を知っているので今の繁盛は自分のことのように嬉しい。

2016-06-08 21.22.30

タイガービール600円とともに大好物の海老の黒胡椒ソース炒め1300円を所望。大きな海老がゴロゴロと4匹入って食べ応え満点のシンガポールを代表する料理。ピリっとしたソースの辛さとビールの相性が最高。

2016-06-08 21.20.03

空芯菜の塩炒めは海老の粉がかかっていてちゃんとマレー料理になっている。茎の部分の歯ごたえと葉っぱの旨味が海老の風味と混ざってとても口に合う。唐辛子と干しエビをペーストした調味料のサンバルブラチャンを使ったカンコン・ブラチャンにしたかったがそれは次回のお楽しみ。

original

この店の名物の「ショーヨ」なる皮付きの豚肉をじんわりとオーブン焼したものもいただく。皮はカリカリのパリパリで肉はジューシー。酸味のある醤油ベースのタレでいただく。昔に比べてサイズが小さくなったような気がする。シェフはシンガポール料理30年になるベテランで特にロースト料理に自信があると言っていた。

大阪府大阪市中央区難波千日前13-6大一ビル2F
06-6631-7979

 

大阪市 難波 中華料理