鮨処 よしか【大阪市 西天満】

西天満老松通り気鋭の標記寿司店を後輩と訪問。食べ歩きグルメ友人のおすすめ店。

ご主人の富田さんは北新地の名店「鮨処 平野」出身でそこからオランダのホテルオークラを経て奥様と二人でこちらを始める。凛とした空気のある店内はL型のカウンタ−10席。据え付けの檜の箱にネタが整然と並ぶ。

ビールとともに食事の扉はキノコと柿の白和え。脂がのりまくりの平目、濃厚な旨味のかますの昆布〆の皮目を炙ったものすっきりした酸味の〆鯖と続く。

続いて北寄貝を炭火でレアに焼いたもの、巨大なタイラギ貝を醤油焼きを海苔で挟んだもの、秋鮭の幽庵焼き、蛸の先部分(リクエスト)を軽く炙ってポン酢をかけたものとアテが続く。

お酒はこの日も時期ならではのひやおろしと秋上がりを所望。こちらのお店の料理にドンピシャのものばかり。

シャリのおいしさが突き抜けた第一印象の握りはいさきの昆布締めから、ネットリした食感の細かく包丁目を入れたスミ烏賊、すっきりと締められた鯵、マグロの代わりの赤貝と続く。どれも小さめに握られた一口サイズなのも嬉しい。

上品な脂の鱚は味わい深く、2枚付けのコハダも柔らかな酸味でかなり美味しい。大振りのシラサエビは味噌が甘々。巨大な細魚も端正で上品な甘味がある。

火入れも完璧な煮蛤に愛媛産の赤雲丹、新物のイクラに笹で挟んで蒸し焼きにする「平野」スタイルの煮穴子は塩と煮詰めでいただく。

最後にすり身の入った玉子焼きでフィニッシュ
これだけの起伏に富んだ一線級の内容でコース10,000円(握りのみ8,000円)という良心的設定。次回の予約をして帰りました・・・こちらのお店も先々多分予約の取れない店になると思う

大阪市北区西天満4-5-23 豊国ビル 1F
06-6366-0770<p><a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27097188/?tb_id=tabelog_e0defaaa8f3c3cd45efbf56f1df6feb2788dbcd5">鮨処 よしか</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/RC010201/">寿司</a> / <a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/R11304/rstLst/">なにわ橋駅</a>、<a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/R9700/rstLst/">南森町駅</a>、<a href="https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/R11303/rstLst/">大江橋駅</a>)
<br />夜総合点<span style="color: #FFD700;">★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆☆</span> 3.5
</p>

 

大阪市 西天満 寿司

唐菜房 大元【大阪市 西天満】

友人と西天満にある表記の店で昼ご飯を食べながら最近行かれた海外旅行の話を聞く。恰幅のいいご主人は知る人ぞ知る辻調にて約20年教鞭を取られていた中華料理会の重鎮。一階はカウンタ−席とテーブル。2階はテーブル席のみ。

ランチメニューは
焼味飯(焼豚ご飯) 1250円
海南鶏飯 1050円
香烤鶏飯(ローストチキンライス) 1200円
四川担々麺 900円
葱油湯麺(葱そば)850円
豆芽湯麺(もやしそば)750円

ここから海南鶏飯 1050円と四川担々麺 900円と豆芽湯麺750円を所望してシェアしていただく。

海南鶏飯はいわゆるタイ料理のカオマンガイ。低温調理されてしっかり冷やされた鶏肉はしっとりとしたロゼ色に艶かしく光り、一瞥しただけで技術の高さが伺える。ジャスミンライスも70℃に保たれたコンベクションで作られ何度もチキンスープを追い出汁して品よく仕上げられる。

厚目にカットされた鶏肉はしっかりとした歯ごたえで引き締まっていてとてもいい食感。タレは中華醤油と生姜の入ったものの2種類。テーブルにはチリソースも添えられる。しっかり味の染み込んだプルプルの皮部分もこの料理の醍醐味。

ご飯を少し残してスープに入れて掻き込むのが大好き。

もやしそばはしっかりめに湯がかれた細麺に脂分をしっかり感じる鶏系の特徴のあるスープ、炒められたもやしが乗せられたシンプルなもの。黒胡椒がアクセント。説明が難しいけどアジアのホテルの朝食で頂くような味。

担々麺はオレンジ色のスープに青菜と肉味噌がトッピングされる。特別辛くはないけど白胡麻と香草がアクセントになる。まったりコクがあるけど素材構成は判らない・・・スープが喉を通ったあとから青臭い風味が鼻に抜ける。陳健民のオリジナルバージョンを踏襲しているとの事。

食後は裁判所前の近くの「ELK KAFFE(エルクコーヒー)」で小休止。お薦めの北海道の焙煎所のシナール マンデリン800円をいただく。ネルドリップで時間をかけて注いで頂いたものはかなり深入りで濃くて柔らかな苦みがあるもの。とてもぬるくて推定70℃くらいか。雑味はなくてチョコのような香りも悪くない。とても勉強になりました・・・

大阪市北区西天満4-5-4
06-6361-8882
11:30〜14:00LO、18:00〜22:00LO
日曜、祝日休み

大阪市 西天満 中華料理

海鮮割烹 薮 *店名の薮は実際は竹冠【大阪市 西天満】

梅新交差点のフェニックスホールに歌曲ハラウィのコンサートを見に行った帰り、アメリカ大使館の北側の路地に位置する表記の店を訪問。界隈でも古いお店でこの場所で33年くらいやっていると言っていた。お店は外観も中も昭和の香り満点。場所柄、法曹関係の客が多いと言っておられた。夜はご主人が一人でされている。かなりの高齢と見受けられる。

2017-03-06 20.14.49

この日はお任せ3品で4500円のお任せを頂く。お店の中には早咲きの大きな桜の枝の投げ入れ。突き出しはホタルイカ。特にどおって頃はないけど若布と一緒に和えられた酢の加減が絶妙。

2017-03-06 20.23.47

名物のてっさは天然のものを熟成させたもの。左手で握る包丁の冴えが神々しい。旨味たっぷりの河豚の身を酢橘ベースの軽めのポン酢で頂く。酢を使わず酢橘果汁だけを用いながら(多分・・)刺のないまろやかな味に仕上げられた逸品。このポン酢はお店で販売もされていると聞き及ぶ。1年間に何度もてっさを頂く機会があるがこの日のものが今シーズンのナンバーワン。

2017-03-06 20.25.14

日本酒を凍らせた竹の筒で供していただく。キレのある奈良県の純米酒が熟成されたお造りとよく合う。

2017-03-06 20.41.44

幅10㎝くらいの巨大な太刀魚の焼きもの。粒山椒が添えられ生姜醤油とともに供される。焼きの技術も完璧。脂ののりは想像に難くない。あしらえの占地の酢の物もさっぱりして口によく合う。「この太刀魚美味しいでしょ〜?」とご主人が宣うくらいの上質な塩焼きである。お酒がどんどんすすみまくる・・・

2017-03-06 20.55.55

明石産の目板かれいの唐揚げ。唐揚げにするにはジャストサイズ。3匹をぺろりと食べてしまう。塩を付けたりポン酢で頂いたりといろいろな食べ方が出来る。もう一品魚の煮付けを追加することもできるがこの日はこれくらいでフィニッシュ。個人的には大好きな店で一人で伺っても温かく迎えていただけます。。

大阪市北区西天満4-11-8
TEL.06-6362-3600

大阪市 西天満 和食