大阪市

ひろせ 8月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

東心斎橋の表記の和食店を訪問。5月に初訪問したときに店主の細やかな仕事ぶりとお値打ちの内容、突き抜けた美味しさに感動してから3ヶ月後の再訪。カウンタ−8席とテーブル席で当然の事ながらカウンタ−がお薦め。若き店主はミシュラン1つ星の西心斎橋の「ゆうの」の出身で昨年10月に独立。手間ひまをしっかり掛けて作られる料理のコースは8000円のみ。場所は畳屋町の雑居ビルの1F。

先付けは旬の赤足海老と白木耳、翡翠茄子の胡麻酢掛け。一見地味に見えるが胡麻酢の塩梅が抜群に秀でている。思わず「美味しい!」という言葉が口に出る。

2品目は小芋と蓮芋の鯛味噌掛け。鯛の身がたっぷり入ったコクのある味噌とともに夏野菜を頂くと言う趣向。取り合わせのセンスも抜群である。

お造りを頂く前に秋田の新政の原酒を冷蔵庫で発見したので所望する。甘味が凝縮されていてかなり濃いけど飲みやすい・・・

新鮮な真魚鰹は皮目を炙っておろしポン酢で供される。身も厚く脂がしっかりと乗っていて旨味が口の中でしっかり広がる。旬の鱧は湯引きと炙りで食べ比べ。蛸は粒マスタードが添えられる。熟成の効いた鯛と軽く締めて大葉を射込んだ細魚もいい。

煮物椀は鯵のつみれ。口に入れると刺身よりも鯵の旨味を感じる事が出来る逸品。出汁の加減も完璧で薄羽蜉蝣のようなかそけき塩味が口に合う。こちらのお店の椀物の美味しさはここ最近では比類がないように思える。

炭火で丁寧に時間をかけて焼かれた甘鯛は自家製の柚味噌で頂く。火入れも完璧で日本酒を呼び込む味わい。

新潟県の鶴齢の夏仕様の原酒を奨めていただく。夏らしい酸味も感じながら芳醇な深いコクもあって焼魚にドンピシャのマリアージュ。冷え冷えだったのですっきりと頂く事が出来る。

箸休めは玉蜀黍豆腐に茄子や長芋等の野菜が入ったジュレを掛けたもの。ちょっとした料理でも細やかで美しい仕事ぶりに敬服。

最後は食パンをカットして衣にした仔牛のカツレツ。自家製のウスターソースも味わい深い。付け合わせの野菜は蓮根、陸ひじき、モロヘイヤ、金時草のネバネバ盛り合わせ。

食事は玉蜀黍ご飯。美味し過ぎて珍しくお代わりしてしまう。。。

デセールは上質な白桃と桃で作ったジュレとソルベの盛り合わせ。しっかり飲んでも一人1万円余の超ハイコスパ。他店だったら15000円くらいの内容。この先、予約の取れない店になること間違いなし。。。。私も帰りに9月訪問の予約しました・・・

前回のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食

十六夜二丁目【大阪市 天王寺/阿倍野】

上町線の阿倍野駅前の路地を入ったところにある泉州で獲れた食材にこだわった居酒屋を訪問。特に魚は泉州の漁港から毎日直送。安くて美味しい魚が食べる事が出来る店で有名。時分時はいつも満席で遅掛けの時間帯はいつも品切れ。


お造り盛り合せ2人前1880円を所望する。熟成が効いて味が深い鯛、大きなサイズの鰈、釣りの鯵、ヒイカ、細かく包丁目が入った活けダコ、炙り鱧、ミシマオコゼの7種盛り。ミシマオコゼはアンコウの仲間で冬に鍋で食べる事が多いけどお造りは初めて。軽く締めてあるので水っぽさもなく甘味があって思いのほか美味しいのにビックリ。あとは旬の鰈が秀逸。

緑川の生酒があったのでお造りと一緒にいただく。少し甘めで白身魚との相性がとてもいい。吟醸香が炙った鱧をより美味しく感じさせてくれる。

名物のあなご天ぷらは葱と醤油ベースのタレで頂く。サクサクした食感と脂ののった穴子がふわふわで秀逸。料理は食材で80%決まると改めて実感。。犬鳴ポークなどの肉料理もあって軽く美味しいものを食べたいときに重宝する隠れ屋のようなお店です。

大阪市阿倍野区阿倍野筋2-4-48
06-6623-8994
17:00~1:00
定休日無休

大阪市 天王寺/阿倍野 居酒屋

点心飯店【大阪市 聖天坂】 【大阪市 松虫】

阿倍野筋の松虫交差点南にある地元に根ざした人気大衆中華料理店を訪問。店名は「点心」と「天津」をかけているのか、点心が売りなのかはよくわからないが昔からある人気店。切り株のまな板を使用しカウンタ−越しにご主人の仕事が見える特等席に座る。

ビールを所望して餃子260円を所望。これは奥さんが担当でカリッと焼き上げられていないふにゃふにゃ餃子なんだけどファンが多く難波の専門店にレシピを提供していると聞き及ぶ。野菜が多いんだけどニンニクもしっかりと塊で存在していて個性的な仕上がり。そのあとは海老の唐揚げ670円を所望。海老の天ぷらでないところがポイント。これは普通に美味しい・・

常連の方はレバーの唐揚げが人気とのこと。ご主人の仕事ぶりがとても細かくて野菜はカットしたてにこだわる。。

〆の天津飯は葱と卵だけの潔さ。透明ではない白濁した優しい味付けの餡がしっかりかかっていてとてもいい塩梅である。周りをみると地元の大人の1人使いが多いようである。こういった街場の大衆中華料理も最近希少になってきた気がする・・

大阪市阿倍野区阿倍野元町5-6
06-6623-8514
水曜休 / 17:30~25:00<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27015417/?tb_id=tabelog_62c4f55c13623628924cd929ba3cebfdd1994f48″>点心飯店</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC030101/”>中華料理</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R8248/rstLst/”>東天下茶屋駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R9296/rstLst/”>松虫駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R3184/rstLst/”>北畠駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 

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