大阪市

米増 8月【大阪市 福島】

福島の表記の和食店を友人と訪問。福島駅から北に徒歩7分のなにわ筋沿いにひっそりと位置する。毎月定期訪問する個人的にお気に入りのお店。現在大阪の屈指の予約困難店で新規客は受け付けておられないので常連との相伴が必要。ミシュラン2つ星店なんだけどそのことは数年前から一切触れることもない。この日もミシュラン星の和食店のご主人が奥さんと来店されていた。

大阪の「本湖月」や「かが万」等で修行をされた46歳になる温和な人柄の主人と奥さん、調理師学校を出た見習いスタッフさん3名とで切り盛り。この日は奥さんは家庭の用事で休み。

コース料理の値段は使用される食材によって変動。この日は23000円(税・サ別)のコースでお酒を少しいただいて税金とサービス料で一人30000円余り。この日は14時からの席でカウンター6席で一斉スタート。

床飾はご主人の手作り。氷柱が涼しげ。エントランスには提灯に見立てた鬼灯が足元に並べられる。先付けには大きな蓮の葉が器に使われていて床飾には蓮の蕾が飾られる。料理もさながらおもてなし気遣いの細やかさにいつも敬服する。

料理の掲載は禁止なので献立のみ忘備録として記します。

・カボス炭酸割りの食前酒
・蓮の葉に盛り込まれた山の芋寒と淡路島の雲丹
・兵庫の蛸を柔らかく炊いて餅米で寿司にしたもの、おくら。
・熊本産の新銀杏のすり流し。鷹峯の賀茂茄子と茗荷
・皮目を炙ったノドグロ、あらで作った煮凝りには白瓜の雷干し
・気仙沼の鰹はニンニク醤油で(私はアコウ鯛に変更)ピーマン
・男鹿半島の鮑の刺身
・岐阜馬瀬川と島根高津川の鮎塩焼き食べ比べ
・鮎の頭と背骨の唐揚げせん餅に包んで黒ビールと
・いちじくとトマト酢味噌
・鱧と鱧の卵、玉ねぎ、くろも、三つ葉の小鍋仕立て
・オクラときゅうりの糠漬け鯵ときゅうりの味噌あえ
・冷たい出汁で冷や汁仕立て
・桃のソルベと桃
・薄茶と冷やし汁粉

美味しいお酒もいただいてこの日も大満足。毎月訪問するけど献立のみならず意匠も変わっていい時間を過ごすことができる大阪の名店です。

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大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

立ち寿司 越中屋 ジュニア【大阪市 天下茶屋】

西成の表記の寿司店を一人で訪問。南海線天下茶屋駅の高架の真下にあるショップ南海という寂れた商業施設の入り口付近に位置する。大きな看板も出ていないので知らなければ通り過ぎてしまう。以前は越中屋東野というお店だったけど今年1月から西成の越中屋本店のご子息が店を引き継いで切り盛り(そのため店の名前はジュニアと言われる)。立ち食い寿司なんだけど最近は予約なしでは入れないくらいの人気。

客層も広く地元客をはじめ私と同様に南海電車に乗って遠方から訪れる客もいるようである。まで様々。お店の定員は11名まで入店できるが8人くらいが適正と思われる。研究熱心な若きご主人のお人柄がとてもよくて一人一人の客に向き合って真摯に懸命な仕事をされる。

メニューは一貫ずつ価格が記された上質の握り寿司と酒肴8種類くらいからなる。食材の仕入れは木津卸売市場に毎日買い出しに行かれているとのことで越中屋本店とは全く別にされていると言っておられた。お店はご主人と若い女性スタッフさん2名で切り盛り。アラカルトのシステムなのでとても忙しい。

サッポロビールと共に煮鮑900円を所望。ペースト状にした肝のソースが添えられる。あしらえは煮浸しのオクラ。これだけでビール1本いただける。

続いて鯵と新玉ねぎの酢のもの750円。海ブドウがあしらわれていてプチプチの食感が暑気払いになる。

寿司はおまかせ握り5種1000円を最初にいただく。苦手なものがあれば考慮いただけるのがありがたい。とてもお得なのでほとんどの客がこれを注文される。

最初に剣先イカの上に雲丹を乗せたもの。続いての生の穴子はコリコリ食感で旨みたっぷりかなり美味しい。この日初入荷の秋刀魚は肝ソースをかけて供される。新鮮極まりないコリコリのカンパチはおろしポン酢で、大きなサイズの煮穴子も身厚だけどふわふわ。

続いてさっと火入れした北寄貝300円と軍艦巻きにした紐部分250円をいただく。メイチ鯛昆布締め200円は旨みたっぷり。昆布締めにした大きなボタンエビ400円はとろとろ食感。さっと皮目を炙ったノドグロ400円は脂が甘い。芽ねぎ200円でフィニッシュしました。ビールを3本ほどいただいて会計は5700円という嘘のような金額でした。そりゃ繁盛するね・・・

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大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内
080-3033-2476
営業時間:17:00〜22:00
定休日:月曜日

大阪市 天下茶屋 寿司

あげたて饂飩 つきろう【大阪市 北加賀屋】

西成区にある表記のうどん店を訪問。地下鉄四ツ橋線北加賀屋駅2番出口から徒歩4分。コインパーキングは周りにたくさんあり。。テーブル3卓とカウンター5席だけの小体なお店。ご主人は大阪讃岐うどんの名店「はがくれ」で修行。11時の開店直後に入店しないと行列覚悟。

おすすめは鶏天ぶっかけ、2種類のカレーうどんなど。夏場はオニオンスライスと豚肉の入ったざるカレー1080円がおすすめ。ランチタイムはサービスメニューやかやくごはん等の定食もあってとても利用しやすい。

今回は半熟の玉子天ぷらの入った月天カレーうどんに鶏天をトッピングしたものを所望する。

しばらくして着丼。出汁はピリッとした辛さもあるんだけどその後ろで深みのあるさまざまな味と香りが鼻からぬける。メニューにはターメリック、コリアンダー、クミン、クローブ、カルダモンなど21種類のスパイスをブレンドしたカレー粉にこの店独自のカツオ、昆布、ウルメ、サバ、イリコでとったええ出汁を合わせてジャム、ヨーグルト、ココナッツミルク、バターを加えてコクと深みを出しているとのこと。

カレーうどんの麺は細めで出汁とよく絡む。和牛と玉ねぎの味わいも良くて一気に完食。

帰りは10人くらい外で待っておられました。

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大阪市西成区南津守7-14-7
06-6652-4408
11時00分~14時30分
17時30分~20時30分

大阪市 北加賀屋