大阪市

焼肉 てんぐ【大阪市 東天下茶屋】

阿倍野にある表記の大衆焼肉店を友人と訪問。近くには有名な大型高級焼肉店もあるんだけど、とてもカジュアルで普段使いできるこちらのお店は地元民に絶大なる支持があり、いつも満席の人気店。場所は阿倍野筋の王子神社の近くで、東天下茶屋から徒歩5分に位置する。天王寺からタクシーで1000円くらい。

昭和感が溢れまくりのお店はカウンター10席と小さな座敷がある。店内は七輪からの煙がモクモク状態。手書きのお品書きも年季が入る。

こちらのお店は肉の美味しさもさながら「神」がかった接客が有名。最初に奥さんが煙で臭いがつくので上着を衣装ボックスに入れてくれるんだけど、上着を脱ぐのも手伝ってくれる。

ご主人も常に低姿勢で愛想が良くて、その目配り気配りが尋常ではない。仕事をしながら客とずっと喋りまくるコンシェルジュ焼肉。客はご主人と目が合うと必ず大きな声で褒めちぎられる。。「その腕時計かっこいいですね~」「そのシャツかっこいいですね~」「いいスタイルですね〜」「髪型もおしゃれですね〜」・・・・・こちらが恥ずかしくなるくらい徹底しておられる。

奥さんも愛想抜群で満面の笑みで、普通の人の2倍速のスピードで動く。。電話が鳴れば2秒以内に受話器を取る。昔にご主人のお母さんも一緒に働いていた時は店の前で自転車を停めると店から出てきてその手伝いもしてくれた記憶がある。

最初に生センマイ900円。鮮度抜群で瑞々しくシャクシャク食感がとてもいい。茶色いピリ辛のタレが抜群の相性。

テレビでも紹介された塩ハラミ1550円と塩上タン1700円を所望。タンはいつも形が不揃い。両方とも看板商品でとても美味しい。

こちらも名物のツラ900円。鮮度抜群で筋を切っているのでとても食べやすい。適度な食感と赤身の美味しさを堪能。タレ焼きの際の酸味のある「つけダレ」もピリリとしてとても美味しい。

厚切りロース1750円を所望すると塩とタレの2種に分けていただいた。

脂を弾くタレ焼きも秀逸。

ワカメ玉子スープ440円でフィニッシュ。お酒の値付けは山崎ハイボール700円等どれもお安い。帰りは大将が裏口から出てきて店前で頭を大きく下げてご挨拶。この店の接遇は飲食業に携わる人は一見の価値あり。ごちそうさまでした。

過去のてんぐはこちら

大阪市阿倍野区阿倍野元町13-5
06-6622-3485
営業時間17:00〜翌0:30
定休日水曜

大阪市 東天下茶屋 焼肉

中国料理 肴香(ココ)【大阪市 梅田/JR大阪】

歯科治療の後で病院の近くにある北新地の表記の店で一人ランチ。新地本通りの小柴や銀杏が入っているビルの二階に位置する。
落ち着いた雰囲気の店内はカウンターとテーブル合わせた席数は18くらい。中国人のシェフのワンオペでランチタイムは土鍋ご飯、麻婆豆腐、鶏チリ、中華ハンバーグ、エビチリの定食でどれも税込1000円。今回は珍しさもあって国産A5和牛筋が入った数量限定の土鍋ご飯を所望する。

土鍋ご飯にはスジ肉以外にジャガイモ、人参、玉ねぎが入っていてるスパイスの効いたカレーのような感じ。ビビンバのようにお焦げもあって今まで食べたことのない味わい。もちもちの食感でいくらでも食べれる感じ。副菜は搾菜、水菜サラダ、牛肉豆腐、玉子スープ。最後にご飯を少し残してスープをかけていただく。
夜のメニューも安くて美味しそうなものばかり。いい店見つけました・・・

大阪市北区曽根崎新地1-5-8ピアース8ビル2階
11:30-14:30  17:30-23:00

中国料理 肴香中華料理 / 北新地駅西梅田駅大阪梅田駅(阪神)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 梅田/JR大阪 中華料理

丸元 5月【大阪市 難波】

千日前の表記の老舗店ですっぽんをいただく。現在関西ですっぽんを手軽な価格でいただける稀有なお店。35年前から定期的に通っていてカウンターで芸能人やタレントさんと何度かお会いした記憶がある。昭和感満載のお店は寿司店の構えだけどほとんどの客がすっぽんコース6000円を注文する。

昔はご主人と奥さんがレジに座っていたけど今は引退され、現在は藤山直美さんそっくりの娘さんが店を取り仕切る。カウンターの中ではシニアの職人さん2人が注文ごとにすっぽんを捌きまくる。

すっぽんの前に刺身を所望。ショーケースを確認して平目と赤貝を少しだけいただく。

刺身の後はすっぽんコースの始まり。注文を受けてからすっぽんを潰すので鮮度は抜群。最初に首を落として血を取り出す。それを赤玉ワインで割ったものからスタート。

続いて河豚の皮のようなプルプルの食感の湯引き。腸とエンペラ(甲羅の端)がポン酢と一緒に入っていて焼酎との相性がとてもいい。お酒は麦焼酎を所望する。瓶ごと提供されて飲んだ分のみ量り売りのシステム。

続いて大好物のスッポンの内臓のお造り。癖のない肝臓とまろやかでプチプチ食感の卵、一匹に一つしかないピクピク動く心臓と噛むと苦い胆嚢、腎臓も添えられる。殻付きの成熟卵もあって色々な味わいを楽しむことができる。それぞれを別添えの海苔に巻いて塩を振りかけていただく。

メインのスープは鍋ではなくて銘々に取り分けられて供される。白菜、椎茸と白玉餅、味わいの異なる様々なゼラチン質と赤身肉のすっぽんの部分が入る。個人的には一匹から100gしか取れない首の部分や後脚の部分などの弾力のある黄色い脂がのった肉が特に好み。

2杯目はガーリックパウダーと唐辛子を入れて味変をして楽しむ。湯引きの残りのポン酢を入れても美味しい。仕上げの雑炊はポタージュスープのようなビジュアルで絹のような舌触り。塩味は控えめだけど比類なき優しく深い味わい。中身はすっぽんの出汁と卵と米と少しの葱のみ。

毎回ずっと同じものをいただくけど全く飽きない・・・・

過去の丸元はこちら

大阪市中央区千日前1-9-9
06-6211-2298
16:30〜23:00
日曜定休

大阪市 難波 寿司その他料理