寿司

立ち寿司 杉尾

西中島南方駅から南に2分くらいの路地にある表記の立ち食い寿司を自社の社員君3名と訪問する。あまから手帳に掲載されていたことを思い出して18時頃入店。カウンター席と木箱を積んだテーブル席が数個。全てスタンディングのスタイル。カウンターの中には年配の調理師2名とサービス係の若いアルバイトスタッフさん3名で切り盛り。客層は全て会社員系。

店内の看板に価格が全て明示される明朗会系。ビールで乾杯をして最初にしめ鯖造り580円を所望。盛り付けも端正でかなり料理としてのレベルが高い。生姜とネギとすり胡麻の薬味も美しい。

続いての刺身盛り合わせ980円は平目の芽ねぎ巻き、本マグロ中トロ、平鯵。これも高級店さながらの腕の良さが光る切り付けと盛り付け。握り寿司は海老味噌軍艦200円、珍しい本マグロほほ肉250円(全て1貫の価格)を所望。

おまかせ握り8貫盛り1628円は中トロ、ハリイカ、サーモン、芽ねぎ、平目、皮を炙ったサワラ、海老、鰻など。ネタは分厚くシャリがかなり小さくて高級感あり。しかしながら注文からお寿司出てくるのに30分かかるのが難点。

寿司の追加は軍艦巻きにした本マグロのど肉250円と脳天肉350円。この手の店でこのような希少部位を扱うのは珍しい。煮牡蠣250円も美味しかった。

続いて白子軍艦巻き200円と炙った活北寄貝350円もかなり新鮮。

日本酒も10種近くあり季節のお酒が飲めるのも嬉しい。立ちながら食べるのがしんどいけど何をいただいても美味しくて安い。。ごちそうさまでした。。

大阪市淀川区西中島3-19-7
11:30~15:00/17:00~23:00
定休日 日曜日


カテゴリー 新大阪/西中島南方, 寿司 |

まさる 1月

夕陽が丘にある表記の寿司店を久しぶりに一人で訪問。人に教えたくない大阪では一番美味しいと思っているお店。25年間ずっと通っているが全く飽きることはない。大阪メトロの四天王寺夕陽ヶ丘駅から西に徒歩5分。奥まった裏通りで小さな表札を一つだけあげて営まれる。店の前にコインパーキングあり。

こちらの店を訪問するときは自分なりのこだわりがあり一人だけで「寿司を食べること」に集中する。開店の17時と同時に入店してアテは食べずにいきなり握ってもらう。寿司の味がよくわかるように最初はお酒は飲まずに熱いお茶をいただく。

お店はL型のカウンターで吉村店主と見習い職人が2人。主人曰く「うちの店は寿司(特に粒のたった米)を食べてもらいたいので寿司以外の【あて】は新地の料理店で食べてくれ・・」とよく言っておられる。そこまで寿司に自信がある。多種多彩な寿司ネタは握りで40種類、巻物で20種類と圧巻の食材の揃え方。

客のいないカウンターに一人座り、店主と世間話をしながらマンツーマンで赤身以外のネタを怒涛の如くどんどん握ってもらう。

握りの扉は肉厚でコリコリ食感の細魚。続いて肝を乗せたカワハギはもみじおろしで。鯖の漬けは辛子が添えられる。皮目を炙ったカマス 肝と芽ねぎを乗せたキンキ コリコリで身が弾けそうな鯖 新鮮極まりないハリイカ。握る寿司はどれも繊細で細やか。シャリの美味しさは秀逸。

続いてかなり柔らかく炊き上げた鮑、北海道の甘すぎる雲丹、独特の磯の香りの赤貝と続く。お待ち兼ねのこちらのお店のレコメンドメニューの車海老は頭の味噌が鋳込まれる。繊維の細い上質な蟹味噌を乗せたズワイガニ、ミディアムレアに火入れされて出汁漬けにした蛤などどれも息を呑むような美味しさ。

続いて正統派のいくらの軍艦巻き。炙りたての鰻もこちらのお店では海苔巻きにする。いろいろな野菜が入るふわふわの帛紗卵焼きでコースはフィニッシュ。追加で完璧な火入れをしたタコ、軽く炙った平貝、赤貝の紐部分。胡瓜巻きとキャベツ巻きをいただく。この日は途中からお酒を4合いただいて13000円の会計でした。(有名高級店の半額とよく言われます)

過去のまさるはこちら

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

鮨星海(Hoshikai)

お正月で外食ができないために過去に行ったお店を時差投稿します。

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11月下旬に済州島訪問。

今回の訪問目的の表記の寿司店をランチタイムに一人で入店。済州島で一番の高級寿司店とのこと。3ヶ月前に予約する。空港から車で20分くらいの住宅街にひっそりと位置する。

お店はカウンター8席のみで昼は120000ウオン(13700円)夜は200000ウオン(23000円)全てお任せコースとなっている。

鮪が苦手なことを伝えてお酒は韓国の焼酎を所望する。ちなみにこの日の日本人は私だけ。店主は日本で10数年修行された方で江戸前鮨を継承されこの地で開業。日本語も話せるのが嬉しい。食材は済州島で獲れるものが中心。醤油、味噌麺類は日本から輸入とのこと。

座付きは柚子釜焼き。中には牡蠣とあん肝とイシモチに似たニベの餡掛け。続いて小鉢にタコの柔らか煮。分厚くカットされたクエをヒマラヤの塩板に乗せて塩気を移した刺身。柚子胡椒を添えた藁焼きにした鰆の漬けもとても上質。

寿司の扉はコショウ鯛から。綺麗な脂分を持った白身魚。続いて天然縞鯵、のどぐろ、レアに湯引きしたヤリイカ。シャリは砂糖を入れず赤酢を使用。地元で獲れる赤座海老にあん肝を乗せた巻物、東海岸で獲れる雲丹の軍艦が供される。

お椀は蓋を開けて供されるのが韓国流。椀種は油で揚げた穴子しんじょうと大根。名産の煮鮑と山牛蒡。口直しのレモンシャーベットボールは寿司店で初めていただく。韓国産焼酎は小さいボトルで供される。濃厚な海老のビスクでいただく麺も最後に出てきたのにびっくり。

脂のたっぷりのった平目、白甘鯛もかなり美味しい。こちらは白酢のシャリで供されるのも面白い。縞鯵のお腹部分は旨みたっぷり。鯵、蒸し穴子、蕨のお浸しを巻いたもの、玉子でフィニッシュ。接客も丁寧で静かに嫋やかに美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

お店の詳細はこちら


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