木曜日の夜は長居公園でペース走14キロ。かなり追い込んだのでバテバテのヘトヘト。こんなときは食欲がないんだけど表記の焼肉店をひとりで訪問。読者さんから以前「最近、松ちゃん見ないっすね」というメールを頂いたので特に理由はないがしばらくだなと思いながらチャリで訪問。
家族で経営されていてテレビもあってとってもフレンドリー。気の置けない仲間と行くのにぴったりのお気に入りのお店。有名ヤキニクストのいかりんさんも大のお気に入りとメールを頂いたこともある。まずは冷たいビールとタン刺し。
黒毛和牛のタンの根元の一部、脂で真っ白になったところだけを使用。口に入れるとほんまにとろけよる。。かなりうすくカットされていてシースルータン刺しとなっている。塩と胡椒で頂くんだけど癖は全くなくて口の中にふわりと膨らむ肉の風味を思いっきり楽しむ。この頃になると胃酸の分泌が増えてビールもガブガブ頂く。
実際のタンはこんな感じと見せてくれる店主。おいしいお肉はビジュアルも美しい。このタンを縦に半分に割ると真っ白な細かな脂肪がしっかり入っていてかなり上質なものであることがわかる。この店のいいところは家族経営なのでコストパフォーマンスがとびきりいいこと。天王寺や難波で同質の肉を注文するとこの店の2倍はする。
まずは中ミノ500円。たくさん脂の付いたホルモンも旨いがこれくらいの薄さのものもあっさりして美味しい。細かな包丁が入っているので食べにくさはみじんもない。
ここで女将さん自家製のナムル登場。この店のナムルは普通なんだけどかなり美味しい。普通のものが普通より美味しいことに対して感激することが多い。
そして〆はサーロインの薄切り1300円。。イカリンさんも大好物で今やこの店の名物となっている。ほかのものを食べなくてもこの店でこのメニューは注文するべし。店主が選んだサーロインの枝肉はサシの具合もきつすぎずモミダレにしっかりと絡み合う脂肪加減が素晴らしい。
注文ごとに塊の肉を手切りしてニンニクたっぷりの超濃厚なタレにしっかりと絡ませて店主自ら鉄板で焼いてくれる。薄切りなので火の通りがとっても早く絶妙な火入れに仕上げるためにいつも真剣勝負。。最後にレモンを思いっきりスクイーズして出来上がり。
このメニューは美味しいだけでなく香りが素晴らしい。この香りだけでご飯を食べれるくらいである。一口目はそのまま頂く。口一杯にガーリックの香と醤油の焦げた香ばしい香りが広がり咥内で肉の甘い脂が暴れ出す。まさに空前絶後の強烈な旨味を感じる。ビールで口の中を洗い流してナムルの残りとサーロインの肉をご飯に乗せる。
これもこの店の有名な隠れメニュー『ウチモトビビンバ』の出来上がり。ビジュアルもとても美しい。ご飯と肉とナムルを一緒に食すと目の前に白い霧が立ちこめて天国が見える。。お迎えが来るときはこんな感じかといつも臨死体験をさせてくれるこちらの店に感謝する。美味しいものを食べてため息が出るのはこの料理くらいと思う。。。
このお店周辺50メートルで倒れている人を見たらこのビビンバを食した人と思ってもいいかもしれない。店内から絶叫が聞こえたときも同様である。最後に肉を一切れ残してその肉で茶碗に残ったご飯粒をすくうのが私流(これが又美味しい・・・・)
間違いないから一度食してチョ。。。お土産は鼻孔に残ったニンニクの香り。。この香りを家に持って帰って赤ワインが飲める・・・(笑)
小さいお店なんで予約してね。
大阪市住吉区長居1-12-4
■電話:06-6692-6171
■営業時間:17:00~23:00
■定休日:火・第1・3月曜日