堕楽暮 6月【大阪市 松虫】

チンチン電車の松虫駅隣接の表記の店を一人で訪問。天王寺駅から5分。料理の美味しさと居心地の良さ、自宅から近いせいもあり一人でダラダラと食事をしたい時に重宝している。全国から招聘されてカレーを作りに行かれている「堕天使カッキー」さんの作る酒肴とカレーに最近ずっとはまりまくっている。地方に行かれるたびに個性的な食材やお酒を仕入れられるのでそれをいただくのも楽しみ。

出張料理やイベント等の出演が多いのでお店は月の半分しか営業されていない。営業日には全国からの巡礼者のようなファンで店がいっぱいになる。

最初に播州地鶏胸肉ジェニパーたたき自家製蜜柑胡椒500円を所望。こちらの店のレコメンドメニューで毎回注文する。お酒は函館の作り手の癖の強いスパークリングと合わせる。お酒のセレクションも楽しくてどれもが口に合う。

続いて福井県に出張に行かれた時にインスパイアされた「スパイス蕎麦がき600円」はタラゴンカルダモン味噌なるものと一緒にいただく。これはお酒が止まらなくなる逸品。

鱧湯引きハーブ添え700円はトマトを煮詰めた際に出る上澄液と合わせたもの。理論に裏打ちされた独創的な感性にいつも敬服する。

この日は日本酒を所望。スパイス料理に合う好みのひねた古酒などもあって際限なく飲んでしまう。

デザートはウイスキーコーヒーと相棒の「小麦のレ」さん担当のジャスミンクレームブリュレ500円をいただく。

お腹がいっぱいで食べれなかったが、この日のカレーは「チビ剣先イカ×ブラッドオレンジ鴨キーマカレー」と「鮎と胡瓜のクリーミーディルカレー」それぞれにアスパラ塩レモンライスと茄子のハス茶葉マーガオ炒めがつく。敷居は低いけどとにかくすごい店です・・・私の知り得る料理の天才の一人です。営業日等はインスタグラムを参照ください(予約必須)

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大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

大阪市 松虫 その他料理カレーライス

堕楽暮(darakure) 11月【大阪市 松虫】

阿倍野にある表記のカレー店を夜に一人で訪問。知る人ぞ知る「スパイスカレーの天才」と言われる堕天使カッキーさんの新店。ランチタイムはスパイスカレー推しで夜はスパイスを使った様々な酒肴とお酒を楽しむ店となる。昼と夜で暖簾のデザインも変わる。

場所は阪堺電車上町線、松虫駅前徒歩10秒。その隣には老舗てっちり「光」や異色バー「Bar意義なし!」などの名店が立ち並ぶ。
店内は広くていこごちのいい空間。BGMのレコードも耳に優しい。

ガッキー氏は在阪のカレーイベントにも引っ張りだこなので営業日は不定期でインスラグラムをチェックしての訪問をお勧めする。夏にオープンしたばかりだけど現在は全国からスパイスカレーファンが巡礼に訪れるほど。

最初にオリオンビールと但馬地鶏のたたき500円をいただく。ジンの香りづけに使用されるライムに似た香りのするハーブのジュニパーベリーで香り付け。みかんの皮を使った自家製の柚子胡椒が秀逸。

続いてせせりとエビのスパイス炒め700円もパンチのあるクミン等のスパイス感たっぷりの味わい。使用されるせせりもかなり新鮮。あん肝のスパイスコンフィ600円は70℃の低温調理で仕上げるとのこと。口内で溶けてなくなる新たな食感。染み込んだスパイスの香りは大人の味わい。どれも使用している食材のレベルがかなり高い。

このほかにもブランド豚の燻製肉、天然ハマチのスパイス漬け、鯛と牡蠣のスパイス蒸し、スパイス パスタなど。当然カレーもある(この日のカレーは真タラ、鱈白子のカカオココナッツカレー、maeda鶏のキーマ、ヨコワターメリックライスのミックス)

お酒も珍しいものがたくさんあってこの日はメスカルをストレートでいただく。

続いて鯛だし汁×鶏キーマのリゾーニ1000円(リゾーニは米粒のような形をしたパスタ)を所望。柔らかでコクのある魚出汁と鶏の旨み、バターの油分と香りが相まってなんとも言えない複雑で厚みのある美味しさを醸し出す。もちろんスパイスもしっかり効いていてお酒との相性もとてもいい。

最後に奥さんの「小麦のレ」さんがつくるスパイスケーキでフィニッシュ。柿を使用したタタンはまさに大人の味わい。とてもいい甘さが身体を優しく解してくれる。そのほかにもキャラメルシュークリームやマスターシードの入ったバナナブレッドなどもある。ドリンクはウイスキーを深煎りで淹れたコーヒーで割った特製のもの。どこまでも隙がない・・・・

久しぶりに凄い作り手に出会った気がする。。。

フランス産のオレンジワインを追加でいただいて店を出る。営業時間や営業日はインスタグラム等で確認。目から鱗の料理ばかり・・・

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大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

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