堕楽暮 12月【大阪市 東天下茶屋】

阿倍野にある表記のスパイス料理店を訪問。チンチン電車の松虫駅に隣接。天王寺駅から2駅で約5分。昼はスパイスカレー、夜はカレー含めてお酒のアテになる様々なスパイス料理を提供。自宅から近いということもあり2024年で最もたくさん通ったお店。。

ずっと前は色々な場所で間借りカレーをされていて数年前にこの地に定住。月の半分以上は全国のイベントや有名店とのコラボに出店されているので実店舗での営業日はかなり限られる。大阪におられるときは全国から集まる巡礼者のような客(ほとんど1人で来店)の予約で常に満席となる。

この業界では超有名人の「スパイスカレーの天才」と呼ばれるカリメロ帽子を被った店主の「堕天使カッキー」さんの食材への限りないこだわりと創意に満ち溢れた唯一無二の料理を提供。また地方に行かれるたびにその場所ならではの個性的な食材やお酒を仕入れられるのでそれをいただくのも楽しみ。

和歌山の橋本の手作りこんにゃくを味醂のような甘いカルシスというお酒で漬け込んでピリ辛に仕上げたもの500円。。こんにゃくのピクルスといった感じか。

インカのめざめ、シャドークインのマジョラムポテトサラダ500円。。マヨネーズ等の繋ぎを入れていないので芋の味がダイレクトにわかる。

いたや貝とフェイジョア、アジアンハーブとフィンガーライムの和え物700円。ほんのりと甘いフェイジョアは主にニュージーランドやオーストラリア、アメリカなどで栽培されており、ニュージーランドやオーストラリアではポピュラーな果物だそう。

新鮮な平鯵のバイマックル酢味噌なめろう600円。バイマックルは昆布みかんの葉。タイのラープという料理を参考にしたもので目が覚めるくらいの美味しさ。今まで体験したことのない味の組み合わせ。

好物の牛カスと生胡椒のカスエッグ。自家製マヨ添え600円。

こんがり焼いた油かすと半熟目玉焼き、ブラックペッパーの組み合わせ。自家製のマヨネーズもあっさりしていて美味しい。

播州地鶏ムネのレモングラス蒸し鶏 自家製早生みかん胡椒添え600円。こちらのお店の定番で私も毎回注文する。普通の蒸し鶏がスパイス料理として供されることが凄い。

北海道産のドラフトスパークリングをこの日はいただきました。酵母の入ったワインやコーヒーを漬け込んだ日本酒など珍しいオリジナルドリンク多数あり。

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大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

大阪市 東天下茶屋 その他料理カレーライス

MAGARI de MASARA【大阪市 東天下茶屋】

阪堺線の東天下茶屋駅前にある Ikedaya BBQ styl を毎週、月曜日の夜に店を間借りして営業されている表記の店を一人で訪問。間借り営業なので店主のワンオペ。数種類のマサラプレートを中心にスパイス料理を提供。月曜日以外は本町等で間借り営業されていると聞き及ぶ。

最初に阿倍野のマルシン豆腐店の豆腐を使った毛沢東スパイス冷奴500円。豆腐の上に最近よく見るフライドオニオンやフライドガーリック、干しエビにクミンや花椒、唐辛子等を使った毛沢東スパイスをぶっかけたもの。豆腐の美味しさも相まってスパイスの食感も良くビールとともに一気にいただく。

続いてパセリとシラスのサラダ300円。パセリを冷水で晒しまくっているので独特の苦みは全くない。これもビールにぴったり。
これ以外にも赤海老のスパイス醤油漬け400円、鯵のパテ300円、ゴーヤのチキンサラダ400円など美味しそうな酒肴が揃う。

プレートマサラはチキンと海老の2種類。今回は「合い盛りプレート1500円」を所望する。しっかりとスパイスに漬け込まれたチキンマサラはとても柔らかい。海老マサラの海老も食べ応え満点。あっさりとした味わいの豆のカレー、サラダ、アクセントになる人参ココナッツ、濃厚なヨーグルトに刻み野菜を入れたライダ、バスマティライスが一皿に盛り込まれる。

少しずつ色々いただいてからいつものように全てを混ぜ込んでいただく。渾然一体となった一皿はとても複雑で奥深く色々な変化を伴った味わいを体験できる。美味しくてあっという間に完食して店を出る。。

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大阪市阿倍野区阿倍野元町6-25
The market 内

MAGARI de MASALAカレー / 堺筋本町駅本町駅長堀橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 東天下茶屋 カレーライス

堕天使かっき〜【大阪市 東天下茶屋】

地元の友人に紹介いただき表記の店を訪問。

2016-06-16 12.17.58

スパイスカレーの店なんだけど本職はミュージシャンで夜は阿倍野にあるお店、昼はこちらの王子町のスナックを間借りしての営業を続けられている。

2016-06-16 12.17.33

上町線の東天下茶屋駅徒歩5分。すし豊さんの東50mにある。近くまで来たらカレーの香りがするのですぐに判る。店の名前と同様に店構えもパンチがある。普通の人は多分入れない・・・と思いきや店を覗くと満席でした。お店は5席だけでカウンタ−の向こうでかっき〜と呼ばれるご主人がカレーを作る。

メニューは看板メニューの「鯛出汁と鶏キーマ2層カレー」と月替わりカレーの2種。この日の月替わりは「豚肉のキーマとクリームチーズ」。これに鯛の肝や鶏のせせり、ハートなどをトッピング出来るようになっている。

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この日は鯛出汁と鶏キーマ2層カレーをデフォルトでいただく。客層は地元の年配の方が中心。高齢者がスパイスカレーを食べている姿がどういうわけか嬉しい。出て来たカレーは真ん中にチキンスープと昆布の味がするかやくご飯に鶏そぼろがかけられてその周りに透明のしゃばしゃばしたカレールーがかかるという摩訶不思議なビジュアルにビックリ。

一口いただくと鯛の旨みがしっかりとスープに出ている。野菜の旨みも感じられるが甘ったるさは全くなくスパイスがじんわりと後から効いてくる。魚臭さは全く感じない。ドライタイプの鶏のキーマもあっさりしているなかに山椒のような辛さとカルダモンやコリアンダー、クロブの香りに包まれる。混ぜていただくと香りと味が渾然一体となり味に深みが出て食べ止まらなくなる。途中で酢橘を絞っていただくと味わいが変わって楽しい。ご飯やルーに入っている魚介の出汁と醤油がそれぞれの素材をクロスオーバーさせる触媒となっていると推察される。鯛出汁と鶏肉なので重たくもなく後味も軽いのでシニアの方でも美味しくいただけるのであろう。小麦粉も使用していないので膨満感が全くない。

今までのスパイスカレーのイメージが一変してしまうまさに目からうろこのカレーである。胡瓜にワサビとアボガドが添えられてメロンのような味がするピクルスやセンスのいい日本の作家の皿を使用しているこだわりも判る人にはたまらないと思う。時代の流れのスピードを感じさせるこちらのお店はいろいろな意味で業界のニュージェネレーションと確信する。(堕天使とは天界を追放され悪魔になった天使・・・・クールすぎるな。。)

2016-06-16 12.19.16

*店に行く途中で見かけた昆布屋の看板のコピー。夜中も営業すればいいのにな・・・

大阪市阿倍野区王子町2-17-32
06-6387-7771
11:30~15:00
定休:日・月

*今日から8日間LAで外食と流通の視察に行ってきます。しばらく日記お休みしますね。。帰ってきたらアメリカレポートいたします。

大阪市 東天下茶屋 カレーライス