37+1(さんじゅうはち)

奈良県の高田にある表記の店を訪問。阿部野橋から近鉄線に乗って高田市駅まで30分。そこから寂れた商店街を抜けたところに位置する。不思議な店名の由来は不明。若き店主一人で営む。

店内はカウンター席が6席とテーブル席が2つ。コース料理は数種類。今回は8000円の一番高いものを所望。価格の差は食材の差とのこと。

最初の一皿は今が旬の黒豆の枝豆をオリーブオイルでソテーしたもの。そこに麹につけたチーズをかけたもの。枝豆とチーズの相性がとてもいい。

2年2ヶ月かけて熟成させた自家製の生ハムとイチジク。しっとりした舌触りがなんとも言えない。。単純な取り合わせだけど完成度はかなり高い。

釧路仙鳳趾産の牡蠣のバターソテーに胡瓜とオクラの叩いたものをかけたもの。牡蠣の美味しさはもとよりオクラとの相性もとてもいい。

ワインはペアリングでお願いした。この日は全て国産ワインをサーブいただく。珍しいものばかりいただく。

丁寧に火入れした鰆にフィンネルを乗せたもの。薬味は青唐辛子を叩いたもの。ピリッとした後味がとてもいい。

自家農園で作る野菜の盛り合わせ。丁寧にピンセットで盛り付けされる。ソースはフルーツトマト。。こちらのシェフは料理はもとより調味料まで全て自分で作られる。バケットも自家製で糖質制限中だけど美味しすぎて5つも食べてしまう。

かぼちゃのバターナッツと水だけで作ったスープ。体に染み渡る味わい。。

魚料理は南国の赤ミーバイのソテーに玉ねぎのソースを合わせたもの。これも火入れが絶妙でするすると胃に入っていく。

最後は大和牛のヘレ肉。焼いては冷ましを繰り返し綺麗なロゼピンクに仕上げられる。原木椎茸のソテーと赤ワインのソースも秀逸。

デザートも当然自家製。最初の一皿は苦味の効いたティラミス。

続いては濃厚なチーズケーキと旬のぶどうをエスプレッソとともに。。どれもが美味しくて大満足。。シェフとの会話も楽しいカウンター席がお勧めです。

大和高田市片塩町12-11
0745-22-3118
定休日 火曜日、毎月第1水曜日

37+1イタリアン / 高田市駅高田駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

イタリアンフレンチ 奈良県

Tama

休みの昼に橿原市の今井町を散策。こちらは江戸時代の豪商たちの家並みを現代も残す城塞になった町で文化財として保護され保存されています。散策していると一瞬,江戸の昔に踏み入れたかのような錯覚にとらわれる。

ちょうどこの日は秋祭りでだんじりを見ることができた。。この街並みに溶け合うように町家をリノベーションした表記の店をランチタイムに訪問する。店内はとても明るくて清潔感あふれる。。。オーナーシェフと奥様で切り盛り。

ランチは予約制で3000円(税込)の他に4500円、ディナータイムの5000円のコース。今回は3000円のコースを所望する。

新鮮なマナガツオをソテーしたものをグリーンペッパーのソースで。あしらいの野菜は全て地元産とのこと。黒大根やキクイモなど珍しい野菜が美しく端正に盛り込まれている。

十津川産のヒラキナメコを使ったスープはとっても濃厚。ここまでコクのあるキノコの息吹を感じるスープは今までいただいたことがない。。

葛城で飼育されている倭鴨(やまとがも)をソテーしてベリーのソースで合わせたもの。皮目にハチミツをたっぷり塗りこんで焼かれているためにとても香ばしい。火入れも完璧・・・盛り付けもシンプルでとても美しい。脂質と赤身のバランスも良くて臭みも口に入れると鴨の芳醇な旨みとコクが広がる。   

デセールは手作りモンブランとほうじ茶のソルベ。 

酢橘なマカロンも秀逸。。ゆっくりとできてリーズナブルでとてもいいお店です。。街歩きとセットで楽しむことができます。。

橿原市今井町4-5-14
0744-24-8868

<p><a href="https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/29007328/?tb_id=tabelog_ba95570910f5907f51292d0e0832d53070bb1bd3">Tama</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/RC021101/">フレンチ</a> / <a href="https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/R10115/rstLst/">八木西口駅</a>、<a href="https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/R1327/rstLst/">畝傍駅</a>、<a href="https://tabelog.com/nara/A2903/A290302/R10296/rstLst/">大和八木駅</a>)
<br />昼総合点<span style="color: #FFD700;">★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆☆</span> 3.5
</p>

 

フレンチ 奈良県

オーベルジュ・ド・プレザンス 桜井

奈良県桜井の桜井市にある表記のレストランひらまつグループのお店を日曜日に訪問する。桜井駅からタクシーで約10分。田んぼの真ん中にある県の農業大学を併設した施設にある。オーベルジュなんだけどランチタイムは宿泊者以外でも利用できる。女性グループや家族連れを中心にこの日も満席。

食事内容は大和野菜をはじめ奈良の食材を使用したフランス料理。今回は5000円(税・サ別)のコースを所望する。

食前酒はひらまつでお馴染みの加糖していないオリジナルシャンパーニュの「デラモット(グラス2000円)」を頂く。

「御吉野の山の白雪積もるらし」という題のおつまみからスタート。イカ墨を練りこんだライスコロッケ、竹墨が入ったプチシュー、ピスタチオをキャラメリゼしたもの、ヨモギのパンのサンドイッチなど。シャンパンと一緒に美味しくいただく。。

野菜畑に見立てた宇陀ゴボウと人参のコルネ。ゴボウには生ハムが人参にはロブスターが中に入る。

目の前でサイフォンを使って仕上げるのはゴボウのスープ。

ベースのコンソメが美味しいのとなんとも言えない独特の土の風味とコクを感じる。

真鯛をバローバン(パイ包み)仕立てしたものにあさりのクリームスープを流したもの。墨を練りこんだパンとそうめんが飾られる。あしらいは十津川産のきのことトランペット茸。スープが美味しすぎて一滴残らずパンにつけていただく。

自家製パンとエシレバター。。。ダイエット中なんだけどついパンを食べ過ぎてしまう。。

廉価なピノ・ノワールなんだけどソムリエールが選んでくれたもので驚くほど美味しかった。

ヤマトポークと倭鴨のコンフィ、大和当帰という漢方植物の葉を練りこんだソーセージをポトフ仕立てにしたもの。それぞれの食材が美味しいのはもとよりポトフスープの突き抜けた美味しさにびっくり。

オプションのフロマージュは甘めのワインと一緒に・・・

デセールはパンプリン仕立てのタルトタタンとアッサムティーのソルベ。。

きな粉のトリュフチョコと桜のマカロン、塩キャラメルの焼き菓子。。。

天気が良かったのでテラスに出ていただきました。。
随所にワンランク上のセンスと奈良への愛を感じる、素晴らしいコースに堪能する。

ここから飛鳥までタクシーで出てレンタル電動サイクルで寺社仏閣巡り。

最後は橿原神宮にお参りをして終了。

夜は私が経営する奈良食堂

日曜日だったので早い時間から満席でした。。

農園サラダラージ900円は地元産の野菜がたっぷり。オリーブオイルで食べる自家製冷奴380円。熟成アボガドのオイルソース380円。。

奈良産牛のステーキ1350円は赤身の肉がとても美味しい。

締めはたっぷり半熟卵の入ったサンドイッチ780円。。驚くほど美味しかった・・・

前回のオーベルジュプレサンス桜井の訪問はこちら

奈良県桜井市大字高家 2217 番
0744-49-0880 レストラン予約 0744-49-0770

フレンチ 奈良県