大正にあるスリランカ料理のお店。今は寂れまくっている泉尾商店街に光り輝く繁盛店。商店街入り口にある王将だけが繁盛している感じ。大正駅から遠いので車で行くのがお薦め。お店はスリランカの国旗が目印。満席だったので店の表で待つ。
お店はスリランカ人シェフのランジさんと日本人女性オーナーで営業。カウンター4席とテーブル10席。家庭的な感じがとてもいい。
ランチは通常3種類。
・Aセット(フライドライス+タンドリーチキン+ミニサラダ)/880円
・Bセット(本日のカリー2種類+ナン+チキンティッカ+ミニサラダ)/880円
・Cセット(アンブラ)/1,000円
入り口で一緒に並んだスリランカ人がCセットのアンブラがお薦めと言うことなので所望する。このスリランカの「母の味」のライス&カレーの「アンブラ」はカレーはチキン、ビーフ、フィッシュの3種類から選ぶことができる。米は200円増でバスマティライスにしてもらう。スリランカ料理の店なんだけどナンやタンドリーチキンなどの北インド料理もある。
隣のスリランカ人と世間話をしながら料理を待つ。スリランカ人が「ここは最高に美味しいよ」とか「スリランカの正月は4月」とかどうでもいい話で盛り上がる。彼らは店に設置された手洗いで手を洗っておもむろにカレーを手でかき混ぜて食す。「カレーは手で食べたら美味しいのよ」と言っていた。
ポークカレーを主体とした数種類のカレーと副菜がワンプレーとに乗って出てきた。上に乗っているのはパパダン。私もスリランカ人を真似て手洗いをして手で食べてみる事にする。
スリランカ人客が「熱いから火傷しないでね」と親切に言ってくれる。バスマティーライスに染渡るまで力を入れてしっかりと混ぜ混ぜするのがスリランカスタイルらしい。
ポークカレーとレンズ豆のカレー、野菜の炒め物のようなものまでしっかり混ぜ合わせる。スリランカの客と一体感を感じながら食す。辛み、甘味、酸味が絡み合ってえも言えないカオスが味蕾を直撃する。混ぜる事で味が化学反応を起こしたような今まで食べた事のない美味しさにひっくりがえりそうになった。
味の重なりようが優しくて深みがあって尖ってなくて適度なスパイス感もありながらまろやかすぎる美味しさに圧倒される。女子高生なら「ヤバーい」と口に出るような感じであろうか。
指先でぬちゃぬちゃ混ぜ込んで小さく小山を作っておもむろに顔を皿の上に持っていって食べる。。生まれて初めて手で食べるスリランカカレーに感激した。日本人の客でもこの店では手で食べる客は結構いてると言っていた。この店は間違いなくハマるな・・・
大阪市大正区泉尾3-14-21
TEL06-4977-0636
セイロンカリー (インド料理 / 大正駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0