食道園 宗衛門町本店【大阪市 日本橋】 【大阪市 難波】

ミナミにある食道園は物心ついたときからあったこと記憶している。よく聞けば昭和20年頃から御堂筋で営業が始まっているらしい。北新地の店も含め、年に数回いろいろな会合などでおよばれするが本当においしいといつも思う。おいしいというより食材がどれもピンピンの一級品でお店は美しいし接客もちゃんとしていて出てくる料理や何もかもにこだわりを感じる。 連日の焼き肉だが全く気にならずすべて美味しくいただけた。特別の美味しいもんばっかりちょっとの飲み物付きコース6000円(言っていいのかな・・・)をいただく。最初に前菜の三種盛り。。 zensaishoku.JPG 前菜三種のデタイユは左からキムチ盛り合わせ(昔から苦手で手をつけず・・ゴメン)食道園で使うキムチの白菜は日本で一番うまい白菜を取り寄せると人に聞き及んだことがある。ほんで真ん中は牛刺しとアキレス腱。。コリコリと歯ごたえがあって赤身の刺身もしっかりと脂があって秀逸。その横は豆腐のようなものでかなり旨いんだけど最後まで何か分からんかった。 shoku.JPG 次に出てきたのは塩焼き三種盛り。どれもが薄く切られていてタンとミノとバラと言っていた。日本料理顔負けの技術力に見ただけでびっくり。もちろん肉の質も素晴らしい。ほんまに声も出ないくらい旨かったわ。。この店は焼き肉屋ではなく焼き肉料理と言われる。職人の腕やカットの技術はかなりレベルが高いと聞いている。同業者がいつもほめている。。これってなかなかないことで素晴らしい。 amiyakishoku.JPG テレビでおなじみの華網カルビ(正式名称は和牛上骨付カルピ華網カットというらしい)ずっと前から一度これ食べてみたかった・・・きれいなお姉さんが丁寧に焼いてくれてハサミで切りわけてくれる。細かくカットされた野菜と一緒にいただくと、これもバリうま~ taremoriawaseshoku.JPG この後はたれ焼きの盛り合わせで上ロースとハラミとホルモンいろいろ。。どれもみな秀逸。 つけたれは醤油系なんだけどかなりあっさりしている。世の中でつけだれを初めて使用したのはこのお店らしい。ついでに無煙ロースターを始めて導入したのもこのお店らしい。 reimenshoku.JPG 最後の冷麺も素晴らしく美味い。。これだけおかわり三杯できそう。関西の焼き肉業界を引っ張る老舗中の老舗に敬服する。。

食道園 宗右衛門町本店 焼肉 / 日本橋駅近鉄日本橋駅大阪難波駅

大阪市 日本橋大阪市 難波 焼肉

大黒【大阪市 難波】

道頓堀にある超有名なかやくご飯のお店。 夏の暑い時あっさりとした食事を体が所望することがある。そんな時にぴったり。このお店は創業100年で明治35年から営業しているらしい。 当時はお米が貴重なのでご飯に混ぜものをして体積を増やしたところからこのメニューが生まれたらしい。だから漢字表記では火薬ごはんでなく加薬ごはんというらしい。 gohan.JPG 出てきたご飯は細かく刻まれた油揚げとゴボウとこんにゃくのみ。その上に青のりがふられていて、少しみりんの効いた昆布出汁も風味たっぷりでパラリとした米は出汁でコーティングされたような和風パエリアのような印象。芸人風にいえば口元の汚れんええ塩梅という感じか。みそ汁も赤味噌のアサリを所望する。これも秀逸。 shake.JPG おかずは焼きナスと生鮭の塩焼きで外国産と思うが脂ののりもよく臭みもなく丁寧な火入れで美味しくいただけた。サバは当たり外れがあるのでこの時期は鮭をいつもいただく。 秋口のサンマもバリうまで魚の目利きはいつも感心する。相席になるのだが客同士仲良くなれるのもこの店ならでは。夕方は晩酌の客もあり結構会話も弾む。この日は年配の親父がさんまの焼き方を朗々と述べていた。「旬のサンマを濡れた新聞紙にくるんでそれを丸ごと火にくべる。 新聞紙が焼け焦げてなくなった頃にサンマがちょうどええ塩梅になって焼き上がるんや・・」 勉強になるぜこの店。。。 大阪市中央区道頓堀2-2-7 06-6211-1101 11:30~15:00 17:00~20:00 定休日 月曜日・日曜日・祝日

大黒定食・食堂 / 大阪難波駅なんば駅(大阪市営)JR難波駅

大阪市 難波 和食

丸元【大阪市 難波】

趣味で所属するボクシングジムの興業が府立体育館であり、その帰りに友人と千日前の丸元に夏バテ専用にと精をつけに突入。アジヨシのビルの路地を入ったファッションマッサージの横にある知る人ぞ知る古き良き大阪そのものの店。店自身は寿司屋なんだけどすっぽんが有名。。大阪場所の時期は高砂部屋だらけになる。
お店の人もオールドばかりで昭和の匂いを共に醸し出している。生ビールと共にお造り盛り合わせ。シマアジとヒラメ、剣いかにでっかい甘エビ赤貝と鳥貝。いつも私の好みをわかってくれてるんがうれしい。「ちょっとええのん」といえばここにクルマエビの踊りが入る。切り身は全部大ぶりで造り食べてるぞ~って感じがする。

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この時期は鱧もいただく。脂の乗ったでかい鱧のおとしも大盛りで出てきた。やっぱ鱧と梅肉ってよく合うねえと言いながら、ビール飲みまくり~。。
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続いて目的のすっぽんコースの始まりで生血を赤玉ポートワインで割ったものを一息でいただき、えんぺら(甲羅)の突き出しが出てきた。甲羅なのでブニュブニュしていて身はシコシコした食感。フグ皮より間違いなく美味いしコラーゲンの塊のようで栄養価が高いのもよくわかる。

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楽しみにしていた内臓の造り。肝臓はひたすら甘く、臭みや泥臭さはまったくなし。まっかっかでピクピク動く心臓はコリコリとした食感。塩をかけて焼き海苔に巻いていただくとトレビア~ンな気分になる。内臓疾患の万能薬である胆嚢(苦玉)は噛まずに一飲み。一口ごとに生気がみなぎる気がする。毛細血管に刺激が走る。今日はラッキーなことに外卵がついていた。内臓卵も旨いんだけど殻がついたこの卵は割って食べるとトロ~と甘くて、濃い~味で鳥の卵の20倍栄養価があるらしい。そういえばすっぽんの卵って漢方薬でよく見かけるなあと納得。焼酎水割りすすみまくり~

そのあとメインのすっぽん鍋は最初からお椀に取り分けてくれて2杯いただく。お餅や白菜と共にすっぽんのいろんなところの肉がごろごろ入っていて骨をチュウチュウしゃぶりながらモリモリいただく。
魚や鳥では絶対に出ない強烈なコクがあるのにあっさりしたスープはにんにくパウダーと唐辛子を入れるとまた違った味わいとなる。透明感のあるコクと滋味が十分感じられるスープはこれだけでも十分お値打ち。この後、このスープを使った卵とご飯だけの雑炊も秀逸。(スープと雑炊は写真なし)

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