西成にある創業58年の表記の洋食店を訪問。南海本線 岸里玉出駅から西北に10分ほど 。近くにコインパーキングもある。
カウンター6席と奥にはテーブル。小さな調理場の中で男性3名女性1名で切り盛り。完全な家族経営。12時ごろから出前や来店がひっきりなしに続く。静かな住宅街なんだけどいつ行っても満席。
こちらはポークチャップ1600円がとても有名で日本一と言われる。いつもはエビフライ1400円をいただくんだけど久しぶりにポークチャップを所望する。ポークチャップは肉が焼けるまで少し時間がかかるみたいで注文するとお店の方から「10分ほどお待ちください~」って言われる。
カウンターから作るのをじっと見ていたら艶のある厚みのある(もち豚330gとのこと)ピンク色の豚肉に塩胡椒をして小麦粉をつけてフライパンで蓋をしてじっくりと焼き上げる。そこにソースを入れて肉に馴染ませる。最後にもう一度ソースをかけて出来上がり。
出てきたポークチャップはボリューム満点でビジュアルも美しい。まずはカリッとした食感。続いてもち豚独特のきめ細かくなめらかで自然の締りを感じることができる。歯ごたえと弾力はあるけど柔らかでジューシー。
咀嚼する度に豚肉の淡い味わいとデミグラスソースの焦げた独特の風味、コクが口いっぱいに広がる。
この店の秘伝のデミグラスソースは洋食屋さんのデミグラスソースとは少し異なるオリジナルな感じ。あっさりとしていて和風な印象。白ワインとか野菜、リンゴ等のフルーツ、牛骨などを2日かけて煮詰めて最後にケチャップで味を整えると聞いたこともある。
お店のスタッフさんの接遇や目配りも素晴らしい。58年の歴史は大したものだなと感心しながら店を出る。
大阪市西成区千本南2丁目3-5
06-6657-2121
11:00~14:30 16:00~20:00
水曜休み