今やあびこを代表する有名飲食店と言っても過言ではない表記の中華そば店を一人で訪問する。2011年の秋にオープンしたので創業からあっという間に5年が経つ。最初に伺ったときには個人的にドンピシャ好みだったのでよく通った。しかしながら最近は食べログ等の高評価等、人気があり過ぎでいつも長蛇のウエイティング状態。並ぶのが苦手なのでしばらく足が遠ざかっていた。この日は近くに用事があり11:30の開店とともに飛び込む。
店内はカフェのような白を基調としたおしゃれで清潔な感じ。5年経ってもあまり変わらない。メニューは醤油ラーメン・塩ラーメン・つけ麺,最近よく見る油そば(唐辛子入りもあり)の4種類。
この日は煮たまご醤油中華そば 850円をいただく。カウンタ−の端には煮干しの入った大きな瓶が鎮座する。
過去に何度もこちらのお店には伺い、すべてのメニューを食しているので商品の内容も味も頭にイメージすることは容易い。周辺の同業者(ラーメンやうどん店)とビジネスモデル比較をすると立地は目的来店が主となる街はずれで中華そばと言う定番商品。常連客の利用頻度は2ヶ月に一度くらいか。価格はランチのポピュラープライスゾーンを遥かに超えているが払える価格。商品のストーリー性もあり、きちんと商圏ニーズに対応しているので今も繁盛が続いているのであると推測する。
しばらくして出来あがった小振りの丼に入った蕎麦は表面に油が浮いてキラキラしている。ぱっと見た目はかなり地味だが美しい。スープは丸鶏・ガラ等で採った出汁に、数種の煮干しを水出しした魚介出汁を合わせた清湯に二年熟成天然醸造醤油等3種をブレンドした醤油のない醤油を足したもの。レードルですべての調味料を正確に分量を量って作られる様にいつも見とれてしまう。
品のある煮干しの香りが咥内に広がり、ナチュラルでまろやかで深みとコクのあるスープはかなり上質。見た目ほどの濃さと辛さは感じない。具材は赤身肉のチャーシュー・メンマ・味玉・刻み葱・海苔。穂先を使ったメンマもコリコリしてかなり美味しい。麺は低加水のストレート麺。しなやかなで押し返すような食感が特徴。
個人的には大好きな大人の中華そば。女性客も多いよ・・・
大阪市住吉区苅田7-6-15
06-6608-5001
営業時間:11:30~14:30
18:00~22:00
月曜休み