今朝、新聞でニホンウナギの資源保護管理のため「ウナギ養殖稚魚2割削減」「日中台韓で国際管理組織を設置」と言う記事をみて、これはそのうち鰻が食せなくなるなと感じ、本能的に地元の創業60年の表記の鰻店で蒲焼きを食す。
現在、国内生産が1万4000トンで輸入が1万8000トンとほぼ中国と台湾からの輸入のほうが多くなっている現状である。マグロのように完全養殖が出来ないために稚魚が減少したら自然と供給量が減るのは自明の理であり現在稚魚の供給量と反比例して価格はどんどん上昇している現状である。
今回の養殖規制と資源保護管理がどのように関係するのかイマイチよく理解できないが世界の供給量の7割を消費している日本の鰻の流通量は確実に減るであろう。
と言う話は置いといて・・・・
店は住吉大社の北側に沿った西行きの一方通行の道路上にある。大きく回り道しないとたどりつけない閉鎖立地にある。住吉大社前の駐車場に車を停めてあるくのがわかりやすい。
お店はカウンター5席、4人掛けテーブル2卓のみ。鰻重をいつもいただくんだけど一番廉価な1200円も魅力的だがこの日は奮発してミドルレンジの1600円の特と呼ばれるものを頂く。(その上に特上と呼ばれるものもある)世の中の相場と比べるとかなりお得である。ビジネス街だと2倍近くする気がする。
三重産の鰻は江戸焼きのなので口に入れるとふわふわして口の中でとろけるような口溶け感がある。まったく油っこくなくててするすると喉を通る。昔はギトギトして濃い味の鰻が好きだったんだけど最近はあっさりしたこの店のようなものが口に合う。タレも関東風で薄めで私にはちょうどいい塩梅で御飯にもよくあう。
茶蕎麦の入った肝吸いも上質。長年続く店はやっぱりいい。このままずっと変わらずに存在されることを強く希望する。。
大阪市住吉区住吉2-4-14
定休日:土曜日
電話:06-6673-7572