和食

桜花 6月【大阪市 肥後橋】

フェスティバルホールでのコンサートの後、肥後橋にある表記の和食店を訪問。

場所は地下鉄四つ橋線の肥後橋駅の6番出口から徒歩数分。阪神高速の下ぐらい。モダンな店内はL字型のカウンター8席とテーブル席が4卓。ご主人と奥様で営まれている。今回はアラカルトで好きなものを所望する。

座付はこちらのお店の名物のトマトのすり流し。旬の水茄子とタピオカ、大葉のシャーベット。生ハムが添えられる。トマトの酸味と生ハムの塩気と大葉の苦味が相まった味わい。とてもよく考えられた一品。

水無月豆腐は胡麻豆腐仕立て。魔除けの小豆と新蓴菜が添えられる。振り柚子の涼味がとてもいい。

古城梅の甘露煮。甘くて酸っぱくて皮も柔らかくてとても涼しげな一品。

割鮮は旬のスズキ、平鯵、平目の3種盛り。花丸胡瓜とおかひじきが添えられる。トマト醤油が秀逸。

冷やされた旬菜の盛り合わせはホワイトアスパラガス、石川小芋、茗荷、黒皮南京、夏大根、千両茄子、独活。。どれも手がかかっていてとても美味しい。麦焼酎のソーダー割りがよく進む。

煮物椀は鱧と白滝素麺と花若芽。吸い口は実柚子。。

120グラムくらいの蝦夷あわびの焼き物は柔らかく蒸してから雲丹をのせて焼き上げる。濃厚な雲丹ソースと味わい深い鮑の柔らか煮の相性は抜群。下には茶蕎麦と若芽が敷かれている。

カダイフを巻いて作られる大人のエビフライは自家製マヨネーズともろみ味噌が添えられる。海老を2本束ねて中には海老の味噌を鋳込んで風味づけ。。かなり手の込んだ食べ応えのある一品。

同伴した友人はさらに稲庭うどんを食べていたけど私は糖質制限中なのでパス。上質で手のかかった料理が思いっきり飲んで食べて会計は一人1万円以下。博識な店主の森田さんとの会話もご馳走です。。

大阪市中央区高麗橋4-5-13
06-6201-0223
営業時間:11:30-14:00 8:00-23:00
定休日:日・祝

高麗橋桜花日本料理 / 肥後橋駅淀屋橋駅大江橋駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 肥後橋 和食

懐石料理徳 住之江本店 6月【大阪市 北加賀屋】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

個人的にお世話になっている会の納会で私どものお店で会食。。今回はお任せの6000円の設え。。

先付けは白芋茎のずんだ和え。さっぱりとした夏らしい一品。

刺身は脂のよく乗った和歌山の鯛、剣先烏賊、太刀魚の炙りの3種盛り。莫大海と花穂紫蘇をあしらう。

鱧を叩いて裏ごして卵豆腐にした鱧豆腐に鱧の切り落としを添えたもの。新じゅん菜と冬瓜をあしらえに。

八寸は苦味がいい鯛の蓬味噌焼き、蛤の黄身酢和え、烏賊のすり身を揚げたオランダ、白滝長芋と叩き車海老のタピオカ添え、さつま芋レモン煮、チーズ豆腐、鯖一口寿司笹包みなど。。涼しげでシンプルな盛り付けもいい

和風のソースをかけた名物の但馬牛のローストビーフは小サシが入っていて噛めば甘い脂が咥内を満たす。牛蒡の辛子漬け、ズッキーニ田楽、玉蜀黍掻き揚げなど。

旬の伊佐木に吉野葛をまぶして炊いたもの。上品な脂がとても美味しい。長芋白煮と黒皮南京と金時草を添えて。

食事は新蓮根を使った釜炊きのご飯。

デセールは季節の果物と焼きたての最中。

大阪市住之江区東加賀屋3−15−9
完全予約制

懐石料理 徳 住之江本店日本料理 / 北加賀屋駅住吉大社駅住吉鳥居前駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 北加賀屋大阪市 住吉公園大阪市 住吉大社 和食

このは 6月【大阪市 堺筋本町】 【大阪市 本町】

本町にある表記の和食店を訪問。裏通りにひっそりと佇む。清潔な店内はカウンター席と個室になったテーブルが一つ。穏やかそうなご主人と女性のお弟子さん2名、嫋やかでかなり美しい和装の女将さんで切り盛り。

食事のコースは天ぷらを主体にした12000円のもののみ。

座付は胡瓜のすり流し。。中には生雲丹と新蓴菜がはいる。柚子の香りもとても良い・・・胡瓜の青臭さが涼味を感じさせる。

煮物椀は皮目を炙った鱧とおぼろ昆布。。大阪の料理店らしい逸品。。出汁は昆布が効いたしっかりとした味わい。。

お造りはアコウ、炙った車海老、剣先烏賊の3種盛り。。夏の高級魚のアコウが脂があってかなり美味しい。

炊き合わせは柔らかく炊き込んだ蛸、小芋、破竹、オクラの取り合わせ。しっかりとした味わい。。

柔らかく火入れされた煮あわびは肝のソースで供される。これは手放しで美味しい。。麦の焼酎ととても良い相性。

続いて天ぷら・・・最初にカリッと揚げられて蓼塩をかけた稚鮎から。。続いてレアに低温調理された和牛をさっと揚げたものはおろしポン酢で供される。続いて水茄子をさっと揚げて醤油を塗ったものは驚くほどの美味しさ。車海老、極太のアスパラガス、よく肥えた鱚、とうもろこし、万願寺とうがらしと続く。揚げ油はごま油なんだけどほとんど胡麻の香りを感じさせない上質なもの。

締めは鰻丼かかき揚げの煮麺を選ぶことができる。私は煮麺を所望

自家製のわらび餅と薄茶でフィニッシュ。帰りはご夫婦でお見送りいただく。食事も美味しいけサービスも秀逸で、いつも温かい気持ちで帰ることができる稀有なお店。過去のこのははこちら

大阪市中央区南本町2-6-22
電話:06-6243-0228
日曜定休

このは日本料理 / 堺筋本町駅本町駅長堀橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 堺筋本町大阪市 本町 天ぷら和食