カテゴリー:和食

懐石料理 徳 住之江本店 6月【大阪市 住吉大社】 【大阪市 北加賀屋】

遠方から友人が訪ねてきたので私どものお店でランチを相伴する。ランチタイム限定の九重膳1800円を所望する。

木箱に小鉢が9つ入っていてこれにご飯と味噌汁がつく。山椒と一緒に柔らかく炊き込んだ鰻とその出汁で煮た大根(関西では半助大根と呼ばれる郷土料理)。冬瓜などの夏野菜の炊き合わせ。自家製のイカ団子やトウモロコシ、アスパラガスを揚げたもの。ほうれん草と生雲丹の和え物。但馬牛のローストビーフ。袱紗玉子焼きと真魚鰹の味噌漬けと茗荷酢漬け。刺身は鯵と旬の鱧湯引き、イサキは酢味噌で供される、剣先イカなど。。

どれも丁寧に作っていて美味しくいただきました。夜は完全予約制ですが平日の昼は予約なしでどなた様もご利用いただけます。

お昼のメニューなどはこちら

大阪市住之江区東加賀屋3丁目15-9

大阪市 住吉大社大阪市 北加賀屋 和食

ひろせ 6月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

心斎橋の表記の和食店を訪問。界隈は若い方を中心に人の賑わいが戻ってきた感がある。畳屋町の雑居ビルの1階にお店は位置する。店主の仕事が見える6席のカウンターと奥にテーブル席が2つ。この日は友人と話をしながら食べたかったのでテーブル席を予約する。月替わりのコース料理が12000円だけど界隈の相場で言えば18000円くらいの価値のある内容。

西心斎橋のミシュラン店「ゆうの」で修行されたご主人の作る料理は丁寧なんだけど素材感を活かした派手さとケレンのないもので、何を食べても美味しいと思える浪速料理の系譜を引き継いだもの。特に炭火を用いた火入れはとてもレベルが高い。この日記の読者さんもよく来られるらしく、多くの方が常連になられていると聞き及ぶ。女性のグループ客も多い。。

最初に二階堂のソーダ割りにスダチのスライスを5枚入れたものを所望。座付は「トウモロコシ豆腐」。その上に価格高騰中の上質な北海道産雲丹が大量に乗せられる。とてもさっぱりした夏らしい逸品。

続いてジューシーなアスパラと車海老の春巻き。中にはモッツアレラチーズが忍ばされていて敷かれた濃厚なエビ味噌のソースとの相性もとてもいい。あしらえは炭火で炙ったズッキーニ。

お造りはプリンプリンの食感の和歌山産の活鯛。「6月の鱚は絵に描いたものでも食べろ」と言われる旬の鱚の大葉鋳込み。皮目を炭火で炙った金目鯛。長崎のブランドの「ごん鯵」桜鱒の錦糸巻、生の北寄貝はマスタードソースで食す。
圧巻の造り盛りに今回も感動。色々な異なった味わいの日本酒と一緒にマリアージュを楽しむ。

強烈なビジュアルの煮物椀は鱧をあられ揚げにしたものが入る。あしらえは冬瓜とオカヒジキと蓴菜。塩味は控えめで最高級の昆布を使用していることは出汁を一口いただけばわかる。

この日いただいた日本酒はタイプの異なる6種類。料理に合わせてソムリエの店主がセレクションいただける。店主おすすめのワインと合わせるのも一興である。

琵琶湖の活鮎。炭火でじっくりと焼き上げて頭がらかぶり付く。。鮎の盛り付けも正統派でとても美しい。蓼酢ではなくオリジナルの玉ねぎ酢で供される。

肉料理は北海道産の肉のランプ部分。赤身肉で味が深くて、しっかりした噛みごたえがある。個人的にはかなり好みの肉料理。山椒の入った赤味噌の醤油でいただく。あしらえは焼き茄子とヤングコーン。しっかり手間暇かけたいい仕事です。

食事は牛蒡と薄皮をむいたエンドウ豆の炊き込みご飯の上にふわふわの煮穴子を乗せたもの。これが不味いはずが無い・・・・

デザートは新茶のアイスが入った最中。地味だけどかなり美味しい。この日も大満足で店を出る・・・・6月20日からアメリカンエクスプレスのキャンペーンでカード利用の際に20%キャッシュバックがあると言っておられました。。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食

米増 5月【大阪市 福島】

福島の表記の店を訪問。毎月ずっと定期訪問する和食店の一つ。大阪での予約困難店の一つ。本湖月等で修行されたご主人の茶味溢れる料理にいつも大満足する。料理はコース18000円(税・サ別)。この日は14時に一斉スタート。私以外はカウンター席は全員女性客。
しかしながら大きな声で喋ったり、よくありがちな座を壊す客がいないのもこの店の特徴の一つ。

カウンターではご主人が刺身を切ったり炭火で焼肴を焼いたりするのみで調理は店の奥で全てされる。
ご主人を含めスタッフの接遇もとても良くて初見の客でも丁寧に、かつフレンドリーに話しをされる姿にいつも敬服する。
床の間には綺麗な菖蒲が飾られる。

料理の写真掲載は不可なので忘備録として献立のみ記します。

・先付けは小さなグラスで広島産の新蓴菜に梅酢出汁。白甘鯛の粽と玉締め
・柔らかく下処理した厚岸の粒貝と白芋茎 下には調味した肝が敷かれる。あしらえは蕨と穂紫蘇
・煮物椀は明石産かすご鯛と蒸して固めた素麺。三度豆と柚子の花
・刺身はハリイカと兵庫県二見のアマテカレイ 塩水とおろしポン酢で
・カウンターで炭火で炙った舞鶴産の鳥貝
・大きなサイズの兵庫県江井ヶ島の鱸
・京都府鷹ヶ峰産の茄子の田楽 コシアブラの天ぷら
・低温調理した新温泉町の鴨ロースと新玉ねぎ
・小鍋仕立ての冬瓜と噴火口の毛蟹 毛蟹の味噌を天盛りにして
・食事は白ご飯と山椒ちりめん、生カラスミと石川産の山蕗の炊いたもの
・果物は静岡袋井市のメロンのスムージーとさくらんぼ
・自家製の柏餅と抹茶

特に身厚の鳥貝をさっと炙って供されたものはこの日のベストディッシュでした。

お酒も好みのものを数種類いただいてこの日も大満足。何もかも丁寧で癒されて店を出る。予約は年内は満席とのこと。。

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