和食

大阪とらふぐの会【大阪市 寺田町】

普段お世話になっている方をお連れして表記の会員制の店を半年ぶりに訪問。こちらは同名の会員制の河豚料理の店を大阪市内に何店舗か展開され、昨年はニューヨークにも出店されたと聞き及ぶ。

この日は一番いい個室を予約。壁には芸能人や政治家の色紙がたくさん飾られる。(この部分はあまり趣味が宜しくない)

2015-07-21 17.57.38

最初にビールで乾杯をして河豚皮の湯引きをいただく。鮫皮と青ネギと白ネギとポン酢。こちらの店のポン酢は特段美味しい。金箔が飾られているのはご愛嬌。

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てっさ登場・・・養殖河豚だけどクセは全くないし丁寧に熟成されているので甘く濃い味がしっかり感じられる。ゆっくりと空気と一緒に頂くと後味がしっかり感じられる。江戸時代は河豚は「夏」によく食べられていたとなんかの本で読んだことがある。当時は養殖技術もなかったので産卵後のものしかなかったが今は美味しい河豚が年中安価で食すことが出来ることに喜びを感じる。

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こちらの店で「アブラ」と呼ばれるもの。ごま油と青ネギで食す。特別どおってことのない味。

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ここで名物のヒレ酒を所望する。部屋の電気を消して光る滝のようなパフォーマンス。阪南大学2回生のアルバイトちゃんは水を使って何度もトレーニングしたと言っておられた。外国人が見ると喜ぶであろう。

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しっかり焼かれた分厚いヒレはかなり上質感あり。お酒もかなりおいしい。。

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このヒレ酒を味わいながら鱧の塩焼きを頂く。骨切りは完璧。大振りにカットされたレアに火入れされた鱧をおもむろに齧り付きヒレ酒で流し込む。ふわふわの鱧との最高のマリアージュに舌が喜びまくる。

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このあとは名物の焼き河豚登場。かなり大振りのカットは食べ応え満点。唐辛子の効いた塩ダレだけで食すのもいいしポン酢をつけても美味しい。身皮、とうとう身やスジの部分など丁寧に部位ごとにカットされているので味や食感の異なりを感じることが出来てとても楽しい。

添えられたニンニクも暑気払いにぴったり。江戸時代の河豚料理の「ふくとう汁」は味噌と醤油で味をつけ茄子とにんにくとともに頂くという料理なのでこちらの焼き河豚料理とかなり共通点が多い。

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唐揚げは細かなあられをつけ粉にしている。食感がよくスパイシーな衣と身の相性がとてもいい。スダチを絞って齧り付いてヒレ酒で流し込むと幸福感で頭がいっぱいになる。どこにもありそうなものだけどどこにもないこだわりの逸品。

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メインディッシュは普通のてっちりじゃなくて河豚と鱧と松茸の贅沢スープ仕立て。松茸は雲南省から海を渡ってやってきたらしいが思ったよりも香りも上々。それぞれの食材からでるスープが美味しすぎる。早松といって昔は梅雨時によく松茸が採れたが今は全くない。初物を頂くと75日寿命が延びるというのでありがたい献立である。

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〆はお約束通り雑炊を頂く。河豚だけではなく鱧の出汁と松茸の香り付き・・・この日は何とも贅沢な盆と正月が一緒に来たような食事でした。

大阪市 寺田町 和食

ゆきや【大阪市 肥後橋】

四ツ橋線の肥後橋駅2番出口を出たところにあるアパホテルの隣のビル地下にある和食店。今はなき老舗料亭の船場吉兆の次男さんが数年前から経営されている和食店。今は北新地に「湯木」という和食店を2店舗出されているがこちらはそこよりも少しリーズナブルな価格帯。以前は江戸堀一休という料理屋の居抜き。

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店内は古びてはいるが掃除がちゃんとされているのでそう気にならない。この日は掘りごたつの個室で6000円のコースを友人と相伴する。ビールで乾杯をして最初は長芋を素麺状にカットしてズワイ蟹身と梅肉をのせた涼しげなもの。

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お椀は糝薯と何かわからないけど白身の魚。青柚子と白瓜か小メロンのあしらえ。出汁はかなり美味しい。この部分はさすがである。

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造りは縞鯵、鯛、剣先烏賊。切り口もシャープで魚の鮮度もかなりいい。昔から和食は「椀刺し」といって「椀」すなわち「吸物」と「刺」は「刺身」を食べれば店の料理人の腕前や店のランクがわかると言われてきた。簡単に言えば刺身で包丁の冴えを見極めて吸物で味付けを確認するということである。

お椀に使う出汁は鰹と昆布と水と醤油と塩だけを使うでシンプルなものなので逆にごまかしがきかない繊細なものである。
刺身は魚を切って盛り付ける単純作業なので刃物のキレ、魚の目利き、組み合わせ、盛り付けのセンス、あしらいの知識などが必要というか大切になる。

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今が旬の鱧の煮物。鱧に葛を打ってさっと煮浸しにしたもの。丸茄子、ミニトマトのあしらえも品がいい。

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焼き魚は旬の鱸を使用。かなり大きな魚体のサイズで脂ものって美味しい。火入れも完璧でさっぱりとした身は食べ応え充分。

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鱧のすき焼きがメイン。船場吉兆の時代も海鮮の石焼など目を引く豪華で印象に残る献立を一番最後に提供されていた記憶がある。こちらはよくある鱧鍋と違って生卵を溶いてすき焼き風に頂く趣向。濃いめに仕上げられたすきやき出汁がとてもいい。卵と絡めていただくのは私も初めて。日本酒との相性もとても良く、最後は稲庭うどんを投入して〆。最後は上質な西瓜のデセール。素材感を前面に出したいい料理でした。この日の会計は飲んで食べて一人10000円。飲み過ぎたな・・・

大阪市西区土佐堀1-2-10 山文ビルB1F
電話 06-6441-1190

ゆきや居酒屋 / 十三駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 肥後橋 和食

奈良の里山料理 ほうらんや 6月

ラン友3人で私どもが経営する橿原の表記のお店を訪問。こちらのお店は万葉ホールという公共施設の5階という悪立地。でもランチタイムはいつも満席となる。この日も150名近くのお客様がお昼に来店されたと店長から報告を受ける。担当料理長を中心に近くにある医大の学生アルバイトの方々が大活躍。

店の主力商品は地元産の大和牛とヤマトポークを使用したハンバーグ。お昼は和食職人のつくる手作り豆腐の入ったお弁当が大人気。この日は新商品の夜メニューを試食。

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ビールで乾杯して突き出しは地元産の「ヤマトポークのローストポーク980円」を醤油をベースにしたタレでマリネをして低温でじっくりと焼き上げたもの。こちらのレストランは地産地消を目指し出来るだけ地元の食材を使用している。代表的な奈良県産豚肉の「ヤマトポーク」は、奈良県が定めた数少ない県指定生産農場で飼料・飼育日数・飼育方法など厳しい基準の元、豊かな自然環境の中で飼育されたもの。肉の中に上質な脂を適度に含んだジューシーな味わいが特徴。塩と辛子だけで充分美味しい。

2015-06-13 19.31.35

里山の唐揚げ480円。これは地元産の大和肉鶏を使用したいところであるが価格が高過ぎて普通の国産ブロイラーを使用。しかしながら低温でしっかりと漬け込んでいるので香ばしくてジューシーで普通以上に美味しい。

2015-06-13 19.31.30

「みんなで食べる里山サラダ680円」はビックサイズ。地元産の季節野菜をたっぷりと盛り合わせたものでブロッコリーやさつま芋、スナップエンドウは湯がいてから出汁に漬け込んでいるという念の入れよう。

2015-06-13 19.41.49

この夏一押しの「特選厚切り丸ごと贅沢ステーキ4480円」500gの大ボリュームで商社から直接買い付ける厳選した豪州産の長期肥育の和牛を使用。

本当は地元のブランド牛の大和牛を使用したいところであるが価格が見合わないことと個体差があり状態のいいときとよくないときがあるのでコストパフォーマンスも鑑みてこちらの肉を使用。

2015-06-13 19.43.17

熱された鉄板の上にのせられて提供。見ただけど美味しいことがわかる。大きな塊を大きなナイフでカットしてさっぱりとしたポン酢かニンニクを効かせたネギ塩醤油で食す。

オリーブオイルや岩塩も用意しているのでいろいろな食べ方を試していただくと決して食べ飽きない。

脂肪が少なくジューシーな肉質のステーキはリーズナブルなワインと一緒に頂くといくらでも食することが出来る。3人でシェアしたらひとり1500円くらいなのでとってもお得。野菜はすべて地元産。特にこの時期の丸茄子のおいしさは突き抜けている。。家族連れやグループでワイワイやるにはぴったりのお店です。

奈良県橿原市小房町11番5号
かしはら万葉ホール5F

詳しくはこちら http://www.houranya.jp/index.html

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