2015年07月

バンコク食事いろいろ ②

タイのサラリーマンやOLは朝ご飯を「自分の家から持ってくる」か「屋台で買う」という人が多いらしい。日本では家で食事をしてから出勤するかコンビニのおにぎりとかで済ます人が多いと思うのだがタイ人は屋台で買った朝ご飯をオフィスに持参して食べる習慣があるらしい。

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アジアではどこにでもあるものだが朝の飲み物として定番なのが豆乳。タイでは街角で湯気を立てて沸かしており、テイクアウトはビニール袋に入れてくれる。価格は25円くらい。

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それと一緒に食べるのがパトンコー(揚げパン) と呼ばれるもの。細長いのをふたつくっつけたXのかたちが主流。タイ人にとって一般的な食べ物らしい。丸いものも多い。そのまま食べたり、練乳やバンダンリーフ風味のクリームをつけて頂く。1つ10円くらいでいろんなものを練り込んだりしてレパートリーも多い。

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サンドイッチもこの地ではポピュラー。衛生面が気になるところではあるが慣れればどうって事はない。あとは鶏肉を茹でたスープでご飯を炊いてそのご飯の上に茹でた鶏肉をのせて特製のソースをかけていただく料理の「カオマンガイ」も有名。いわゆるシンガポール料理の「チキンライス」のようなもの。

もっともタイ人の朝ご飯でポピュラーなのが「ジョーク」というタイの「お粥」。日本と違って粉々につぶしたお米をじっくり煮て作るのとタイ米の独特の香りが特徴。

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あとオフィス街のあちこちにあるのが「カオラート ゲーン」と呼ばれる日本でいう惣菜屋。タイでもお惣菜は大人気らしい。タイのカレーや野菜炒め、鶏肉料理や豚肉を串に刺して焼いたようなものなど、ご飯と合うタイのお惣菜が沢山並ぶ。

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通訳に聞くと1~2種類の惣菜を買っていって自分のオフィスで同僚と一緒に食べるOLが多いらしい。自分用のマイ弁当箱に詰めてもらうこともできると言っていた。

タイ人の平日ほぼ毎朝食べる「朝ごはん」にかける予算の平均は40バーツ(150円)とも言っていた。

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バンコク市内の中心部にあるタイの最高学府チュラロンコーン大学を訪問して朝食を頂く。それぞれの学部校舎の中にレストランが存在しそれぞれの学部の名物料理があるといっていた。

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文学部食堂名物ののガイトートカオニャオはいわゆるタイ版唐揚げ丼で110円くらい。ディープに揚げたチキンが最高。タイ人も大好きな私たちもハマる味。

しっかり味のついたフライドチキンの下はカオニャオという餅米。甘いチリソースのようなタレにつけていただくと更に美味しくなる。ガイトートカオニャオのガイ=鶏肉+トート=揚げるという意味らしい。街中を歩くとガイトートだけを売っている屋台がたくさんある。食事をしながら周りの女子学生とブロークンの英語で楽しく交流させていただきました。


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バンコク食事いろいろ ①

6月下旬にバンコク訪問。私が20代ではじめてバンコクに行った頃、バンコクの海鮮料理はソンブーンが名実共にナンバーワンと言われていた。最近はもっと美味しくて安いお店があちこちで来ているので当時のような名声はないが蟹カレー(プーパッポンカレー)の美味しさは今もバンコク一と個人的には思う。現在バンコクで4店舗あるらしい。今回は本店でフルコースを頂く。

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タイを代表するビールのSINGHAビールで乾杯。苦みが強くコクがある。あとで甘いアロマを感じる。アルコールも高めなのでしっかりいただいた感じがする。前菜は一夜干しをした烏賊を甘いソースで頂くもの。何かわからない淡水魚の唐揚げ・・・実はこれがかなり香ばしくて美味しかった。朝穫りの空芯菜の炒めはしゃきしゃきの歯ごたえと発酵大豆調味料の風味がビールにぴったり。火加減勝負の料理でこのクオリティーは素晴しい。

烏賊団子も予想以上においしいしトムヤンクンスープもココナッツミルクが少なめの直球勝負。しかしとてもまろやかで大きなプリプリの海老がいい仕事をする。日本のトムヤンクンでは缶詰を使用するフクロ茸がこの地ではフレッシュを使用。シラサエビのような現地の海老の塩蒸しも個人的に大好き。ナンプラー・ライム・唐辛子・にんにくのシーフードソースをつけていただく。

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日本で食べるタイ産のアスパラガスは筋張っていてイマイチのものばかりだけど現地で頂くアスパラ炒めはとても美味しい。やはり鮮度の問題なのであろう。

ほぼすべての客席のテーブルにならぶ蟹カレーはカレーと言っても全然辛くない。蟹をカレー風味のソースで炒めて卵をまわしかけふんわりと仕上げる。しっかりとした味だけど癖もなく白いご飯にぶっかけていただくと尚美味しい。インドカレーとは似て非なるもの。マネージャーに聞くと1日平均300皿ほど出るらしい。値段は日本円で1000円くらい。

広いお店は超満員でした。

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つま美

福島で会食。友人に勧められ又界隈でコストパフォーマンスのよさでその名前をよく聞く表記の店を訪問する。

1階はカウンターのみ8席、2階にテーブル席があるらしい。連日満席で大繁盛の様子。お店は若いご主人を含め男性3人で運営。
実にこぢんまりとしたお店。

こちらはコース料理が中心で予算を言えばいろいろと組み立てていただけると言っていた。
1800円から10000円までの価格帯で5000円くらいの予算が一番多いと言っていたので言われた通りにする。

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最初にビールを頂いて突き出しの「うみそうめん」と呼ばれている海草が登場。いわゆるベニモズクで味もほとんどもずくと一緒。もずくよりも多少もちもちとした食感がある。

お造りはかんぱちとコチ。コチはスダチと食塩で頂くことを薦められる。カンパチが凡庸。蛸の柔らか煮も特にどおってことなかった。三重産の岩牡蠣は卵を持っておらずしっかりとした身質と深い味でよかった。バーナーで炙って提供される鯨のさえずりはもうひと手間不足。

熊本出身の若いご主人の寿司を美味しく食べてもらおうという気概はしっかりと伝わる。握りの最初はひらめ。これはかなりよかった。

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サーモンには焼肉の塩ダレのようなネギ塩。アミノ酸の味がかなり不思議。いくらもしっかりのせているけど普通。剣イカには墨塩と振り柚子が施されている。新鮮なのでかなり美味しい。コリコリの関サバはかなり美味しい。これがこの日のMVP。ホタテ貝柱は普通。煮穴子は素材がかなりいい。

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〆に好物の海老を頂く。熊本の天然のビックサイズがあるということなので迷わずレアに湯がいていただく。これは甘々で海老の握りではトップクラスの出来。

基本的に出てくるネタは一部のもの以外は特別なものではないし江戸前の丁寧な手の込んだ仕込みをしてるわけでもない。しかし創意工夫されたメニュー構成やひと手間かけた仕上がり、低価格帯のコースでのコストパフォーマンスの良さはは若い方を中心に人気があるであろうと思った。この日の会計は軽く日本酒も頂いて一人10000円でした。

大阪市福島区福島4-5-55
06-4256-7787

つま美寿司 / 新福島駅中之島駅福島駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


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